検察審査会は賭け麻雀で黒川弘務氏だけを「起訴相当」 法の下の平等はどこへいった?
罰金20万円の略式命令。1年にわたって続いた黒川弘務・元東京高検検事長(64)の「賭け麻雀問題」がようやく決着した。一方、一緒に麻雀をしていた他の3人の記者らは不起訴(起訴猶予)に。同じ賭け麻雀をしながら処分が分かれた原因は、検察審査会(検審)が黒川氏とほか3人とで、異なる議決を出したからだった。
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発端は「文春砲」だった。昨年5月、コロナ禍の真っ最中に、産経新聞記者宅で黒川氏が記者ら3人と賭け麻雀に興じていたことを「週刊文春」がスクープ。...