「ラヴィット!」は「グッとラック!」より低視聴率 「めざまし8」は羽鳥の強敵に?

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早々にワイドネタを復活か

 とはいえ、TBSが生活情報に特化したのは、かつての人気番組「はなまるマーケット」を意識したのではなかったか。

「いくら生活情報重視とはいっても、実は若い女子はコロナも政治も、芸能ネタも大好きで、勉強意欲もあるものです。セブンのスイーツやってりゃ若い女の子から数字が取れるだろう、という考えが見え見えです。視聴率はオリジナリティと新しい情報、見た目が重要と言っても過言ではありません。『ラヴィット!』は、それら全てに逆行しているように見えます。人気だった『はなまる』も、NHKが生活情報番組『あさイチ』をスタートしたことで敗れました。ちなみに29日は、高校野球で『あさイチ』の放送はありませんでした。通常の放送が始まれば、さらに『ラヴィット!』は数字落とし、1%台になるかもしれません」

 ちなみに個人視聴率1・3%は、テレビ東京の“韓流ドラマ”と同率だったとか。

「営業が重視するコアターゲット層(13~49歳)で見ると、『スッキリ』4・0%、『めざまし8』2・3%、『モーニングショー』1・8%に対して、『ラヴィット!』は0・8%でした。早々に路線を変えて、ワイドネタを復活させることになると思いますよ」

 一方、同じ新番組「めざまし8」は、なかなか好調のようだ。

「『王様のブランチ』(TBS)や『パネルクイズ アタック25』(テレ朝系・朝日放送テレビ)など多くの番組でMCを務めてきた谷原は、そつなく爽やか、見た目もスッキリしています。ひょっとすると『モーニングショー』の羽鳥アナのお客を奪うかもしれません。また『めざまし8』には、ついこの間まで『グッとラック』にレギュラー出演していた橋下徹が出演していました。臆面もなくオファーしたフジのスタッフに、本気度を感じます。なにせ、朝のこの時間帯は、生き馬の目を抜く世界と言っても過言ではありませんからね。生存競争は激しいんです」

 翌日の「ラヴィット!」は、“ファッションモデルが選ぶユニクロファッション”と“イタリアンシェフお勧めの市販パスタソース”で1時間半、生活グッズで30分と、初日同様の作りだった。

「この日、他の局はいずれも、厚労省の職員23人が宴会をしていたことで田村厚労相が陳謝する映像を流していました。『ラヴィット!』も数分とはいえ、ニュースの枠があるのですが、このニュースは流さずじまいでした。もし、この報道のあと、田村アナが『本当に申し訳ありませんでした』なんて言っていれば話題になったと思いますけど」

デイリー新潮取材班

2021年4月1日掲載

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