韓国製の日焼け止めは要注意? 表示偽装が社会問題に

国内 社会 週刊新潮 2021年3月25日号掲載

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 国と国としての対立は続くが、韓流ドラマにK-POPと、文化レベルでは既に日本はかの国に押される一方。近年ではコスメも人気だが、それに警鐘を鳴らす声が。

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 コスメの中でも人気なのは日焼け止め。自らのYouTubeチャンネルで「わたし、こんなにいい日焼け止めに出会えて幸せだな」とアピールするのは、女優・モデルの本田翼である。

 昨年、〈日焼け止めを塗るだけで世界が変わる。さまざまなタイプの日焼け止めをご紹介〉なる動画を公開。その中で、いの一番に「ドクタージャルト」なる韓国の化粧品ブランドの「ソーラーバイオーム」という製品を紹介し、「まるで塗っていないかのような塗り心地」「まるで水のようだから」と大絶賛していた。

「ブームは3~4年前からでしょうか」

 と述べるのは、美容ライターの立花ゆうりさん。

「日本が韓国アイドルブームで沸いた時、人気アイドルが使っているコスメブランドが次々と輸入された。いざ使ってみると価格帯が低く、クオリティが高いので若い子の間で流行りだし、それが大人の女性にも広まったんですね。韓国は日本から見れば美容大国というイメージが根強くあり、それもブームに寄与したのだと思います」

集団訴訟も

 ところが、

「いま当の韓国で、その日焼け止め製品の表示偽装が社会問題になっています」

 と述べるのは、さる韓国ウォッチャーだ。

「きっかけは昨年末。アメリカの雑誌や韓国のユーチューバーが、韓国の複数の化粧品メーカーの日焼け止めの商品表示に虚偽があると告発した。日焼け止めにはSPFという『遮断指数』がありまして……」

 これは、皮膚に悪影響を与える紫外線B波をどれだけ防げるかを示す指数である。例えばある製品に「SPF50」、別の製品に「SPF30」と表示されていた場合、前者は後者より紫外線B波を防ぐ効果が高いというわけだ。

「実際にいくつかの日焼け止めを検査してみると、『SPF50』と表示してあった商品が、実際には『28』や『19』だったケースが出てきたのです。疑惑を突き付けられた社の中にはHPに謝罪文を掲載したところも」(同)

 世論は沸騰し、弁護士が食品医薬品安全処に通報、集団訴訟も検討する騒ぎになっているという。

「私は、SPF50の製品については炎天下でのスポーツにも耐えられる日焼け止め、30~40はレジャーや軽めのスポーツ、20~30は、近所でのお出かけレベルに適していると説明しています」(立花さん)

 つまり、偽りの「SPF50」製品を信じて炎天下を出歩いた女性は、裏切られて予期せぬ「シミ」のリスクを負うことに。

 中でも特に悪質だと通報対象となったのは5社の5製品だが、そこには本田が薦めた「ソーラーバイオーム」も含まれているというのである。

 本田の事務所にこの件について尋ねたが、「問題となっていたことは知りませんでした」とのお答えだった。

ワイド特集「変な噂 悪い噂 PART2」より

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