「加藤浩次」契約解除の”アッサリ”さ、そして「宮迫博之」がやっぱり許されない理由

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あの日のことを後悔している

 吉本興業は3月9日、所属タレントである極楽とんぼ・加藤浩次とのエージェント契約を3月いっぱいで終了すると発表。これに対し加藤は、翌10日、MCを務める情報番組「スッキリ」で、「吉本興業さんの方から契約を延長しないっていうふうに言われてね」と説明。想定外の提案であることを匂わせた。一方、加藤がエージェント契約するキッカケとなった闇営業問題をこじらせた雨上がり決死隊・宮迫博之は吉本側に秋波を送るものの、キッパリと拒絶されている。

 加藤が番組で行った報告の要点は以下の通りである。

・吉本とのエージェント契約は延長しないことになった

・3月が契約更新時期だった

・意思を伝えたのは「吉本興業さんの方」

・契約書には「どちらからでも延長しない旨を主張できる」となっている

・加藤自身が発案したエージェント契約だったから、続けたかった

・びっくりしている

 芸能デスクに解説してもらうと、

「加藤は割と本音で話していると感じました。加藤発案のエージェント契約なんだから、それにのっとって契約を考えるのは当然だけど、加藤は自身のブランド力を信じていて、そこまでむげにはしないだろうと高を括っていたんでしょう。ハシゴを外されたと言いたいところだけど、それはさっきも言ったように自分が言い出しっぺだから言えない。頭に血が上って番組で涙ながらに話してしまったあの日のことを後悔しているのかもしれません」

「テープ回してないやろな」の真相

 デスクが「あの日」というのは、2019年7月22日のことを指すようだ。

 世間の一大関心事となっていた吉本興業の闇営業問題に対し、「スッキリ」内で、《経営側が絶対変わらなきゃダメだ。そうでなければ退社する》と訴え、首脳陣の退陣を求めたのだった。

 この発言にはもちろん前段があって、それは7月20日、闇営業に関わっていた宮迫とロンドンブーツ1号2号の田村亮が会見し、謝罪すると共に、吉本の岡本昭彦社長から「お前らテープ回してないやろな」などといわれたと証言したことだ。

「この暴露に世間は驚き、憤り、結局、岡本社長は会見の場に引っ張り出され、5時間以上に及ぶ、芸能史上に残る会見を行います。社長は、テープの一件について、『冗談で言った』と弁明しましたが、その発言が火に油を注ぐ格好となりました。実は、宮迫が涙を流しながら訴えたそのテープの件というのは、話の流れの中で出てきたもので、しかもかなり違った意味で伝えられているんです」

 どういうことなのだろうか。

「岡本社長はあくまでも場を和ませようということで、こういう席でテープに録音されていたりして、それが外部に漏れたりしたら大変なことになるよなぁという風に言ったんですが、宮迫はそれを脅迫されたと言ってしまった。その場には会長の大崎洋さんはいなかったけど、複数の幹部はおり、宮迫の言う脅迫と実際の現場とは随分ニュアンスが違うと思っていた。そのため黙らずにそういう真実を伝えるべきだという意見も社内にあったようですが、それをしたところで、当時の空気では『弱い立場の芸人をいじめている吉本』のイメージを回復するのは難しく、泥仕合がむしろ強調されるだけではということで自重したと聞いています」

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