台北の街から福原愛の広告が消えた! モラハラ&不倫報道、台湾人の反応を現地在住の日本人が取材

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金にまつわるジョークに笑う台湾人、傷つく日本人

 もちろん、一方的に愛ちゃんが悪者にされているわけではない。台湾でも、日本で報じられた「江一族からの愛ちゃんへのモラハラ疑惑」は話題になっている。だが、夫妻が暮らす台南周辺で取材をしてみると、愛ちゃんが嫁姑たちから受けていたという“イジメ”は、多くは日台の文化の違いで、「単に相互理解ができてなかったのでは?」という冷静な見方が多い。

 台湾に移住してまもなく、愛ちゃんはカルチャーショックを体験したようだ。例えば愛ちゃんは、姑から「私の嫁は金鶏母(金の卵を産む鶏=金のなる木)」と言われたことにショックを受けた、とされる。だが、台湾ではそういったお金にまつわるジョークを言い合うというのは日常茶飯事であり、姑からすればただの軽口のつもりが、日本人の愛ちゃんは「私のことをそんな風に考えているのか。汚らしい」と思ってしまったのだろう。

 台湾人と国際結婚した私から言わせてもらえば、単なる日台の金銭感覚のギャップなのである。実際に現地の報道では、「金の卵を産む鶏というのは“頼れる嫁”という意味で、むしろほめ言葉」と言及されていた。そういうギャップを夫婦の間でよくコミュニケーションを取って埋めていくことができないと、相手がどこの国の人であろうと国際結婚は難しいのではないか。

 そして、ここで愛ちゃんが注意すべきなのは、台湾人は金銭にかけてはどこまでも抜け目がないということである。仮に今後、離婚が避けられないとなれば、江一族は裁判を起こしてでも慰謝料を得ようとする可能性が高いと思う。さらに、子供の親権を主張した上で愛ちゃんにも養育費を負わせ、一族としての損失が最小になるように団結するだろう。台湾における一族の団結心は、日本人が思うより遥かに強いということを心に銘じなければいけない。

「産みっぱなし」で子育てはお任せ??

 ここで台湾人の生の声を紹介しよう。私の現地の友人の多くは、「江一族も、当面は家庭内の痴話を大きくして恥の上塗りはしたくないはずだし、契約中のCMスポンサーにも気兼ねして、具体的な離婚手続きは進まないかもしれない。ただ、将来的な離婚はほぼ確実だろう」という見方をしている。

 また、ある台湾人女性は、「福原は『産みっぱなし』。台湾では、忙しい夫婦には仕事を優先させて、その代わりに祖父母が率先して子供を育てるという風土がある。愛ちゃんの子供の世話の多くも、江の母親の仕事になっていたはず。それなのに夫の一族を一方的に非難するのはおかしい」と語る。

 さらに、「福原は夫の家族と同居する生活に嫌気がさしていて、打開策として日本滞在中にワザとマスコミに浮気現場を撮影させるという方法で、夫の家族に絶縁状を突きつけたのではないか」と疑う人も多かった。ゴシップ好きの私の友人などは興奮気味に、「だっておかしいじゃないですか。有名人の福原は、日本に滞在中はマスコミに狙われていると自分でも分かっていたはず。それなのに無警戒で『撮ってください』と言わんばかりの正面からのショットばかり。こりゃ確信犯だわ」とまくし立てた。

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