北村匠海の“二刀流”はいつまで続く……今後は俳優としてもっと売れるという根拠

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続いた不幸

 北村と言えば、昨年は6月公開予定だった初の単独主演映画「とんかつDJアゲ太郎」がコロナのために延期。ようやく10月30日公開が発表されたものの、9月8日にはアゲ太郎(北村)の師匠役だった伊勢谷友介(44)が大麻取締法違反の容疑で逮捕。それでも再撮影・再編集は行わず、なんとか公開にこぎ着けたが、今度は初日の2日前にアゲ太郎のライバル役を演じた伊藤健太郎(23)が轢き逃げで逮捕されてしまった。

「興行成績は1億円の大台は突破したようですが、ヒットというほどではありませんでした。もちろん、主演の北村のせいではなく、あまりに不運が続いて、むしろ同情の声が上がっていましたね。続いて、9月クールのドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS)にも出演しましたが、収録中の7月に三浦春馬が亡くなってしまい、ドラマは4話で終了しました。昨年はちょっと気の毒でしたね」

 それでも前述したように、年末には「2020年ブレイク俳優ランキング」で、それまで圏外だったにもかかわらず、初登場で1位に輝いた。

「イケメンでシリアスな役から、おバカ全開のコメディまで演じられる振り幅の大きさが認められていると思います。最近では賀来賢人(31)が、シリアスからコメディまで演じられる役者として認められていますが、ランキングでは2位でしたからね。北村は人気も実力も両方あるということ。これに来年は舞台も加わるわけです。演出の白井さんにも鍛えられるでしょうから、同世代では頭ひとつ抜けた存在になると見ていい。さらに俳優の仕事は増えるでしょうね」

デイリー新潮取材班

2021年3月6日掲載

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