「ドナルド・キーン」養子が明かす父の素顔 「太宰と自分は似ているところがある」

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 1956年は、日本文学の米国での翻訳出版が相次いだ年でもあった。三島由紀夫の『潮騒』、野間宏の『真空地帯』に吉川英治の『新・平家物語』、そして太宰治の『斜陽』。敗戦から10年あまり、我が国は欧米からどのように見られていたのか。『斜陽』を訳した故ドナルド・キーン氏の抱いた思いを、息子のキーン・誠己(せいき)氏(70)が明かす。

(「週刊新潮」創刊65周年企画「65年目の証言者」より)

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