三浦春馬さん伯父が明かす、春馬さん実父の“最期”と遺産トラブル

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「孤独死ではなかった」

 30歳という若さで自ら命を絶った三浦春馬さん。衝撃を与えた名優の死から半年後、その実父までもが逝去していたことが判明した。複雑な家庭環境を抱えていた春馬さんと実父の最期の交流について、春馬さんの伯父が語った。

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 1月15日、春馬さんの実母と同じ茨城県内に住んでいた実父が、60代半ばで亡くなってしまったのだ。「女性自身」(2月23日号)が報じたことでファンの間にも驚きの声が上がったが、愛息の死からわずか半年。実父の身に何が起こったのか。

「私の弟が先月の15日に亡くなり、17日に荼毘に付したのは事実です」

 と話すのは、春馬さんの伯父にあたる実父の兄だ。

「その日、弟は朝方に自宅へと帰ってきて、昼間に用事があって出かけた先で心臓が悪くなって倒れた。かかりつけの病院に運ばれた時は、もう亡くなっていたそうです。連絡を受けて私も駆けつけ、葬儀は地元の茨城で行いましたが、親類もたくさん来ていました。女性誌の記事では寂しい最後、孤独死みたいに書かれていたけど、全然そんな感じではありませんよ」

 実父は以前から心臓を患っていたが、それが結果として“父子の絆”を蘇らせるきっかけになっていた。

「春馬がわざわざ外国から来てくれたんだ」

 再び伯父が振り返る。

「3年前に弟の心臓病がかなり悪くなって、手術をしてペースメーカーを入れたのです。これまでも2回か3回くらい倒れたことがあって、加齢で心臓が弱くなっていた。そのことを春馬くんの友人が連絡したみたいで、お見舞いに飛んで来てくれたそうです。春馬くんはロンドンかどこかにいた時だったから、弟も相当嬉しかったらしくて、“春馬がわざわざ外国から来てくれたんだ”と笑顔で話していて。小さい時に別れた一人息子だから、そりゃ嬉しいよね。その後も何度かお見舞いに来てくれた」

 詳しくは後述するが、春馬さんの両親は彼が小学校1年生の時に離婚。ゆえに約20年ぶりに再会を果たしたというわけだ。これを機に、父子は頻繁に連絡を取り合うようになったという。

「弟の希望は“お別れの会を早く開いてほしい”」

「春馬くんと弟は、一緒にお酒を飲んだりご飯を食べに行ったり、招かれて出演する舞台や映画を観に行ったこともあると聞いた。実際、春馬くんが亡くなる2週間前にも弟がLINEでやり取りをしていたそうです。今度、そっち(茨城)に行くから、飯を食べようって連絡がきた、と。だから、まさか春馬くんが死ぬなんて、弟は考えもしなかったんだと思います」

 急死はお互いテレビのニュース速報で知ったとして、伯父はこう続ける。

「すぐに連絡を取り合ったのですがね。かなり弟は動揺していて、春馬くんから何か聞いていたことはなかったのかと尋ねたのですが、“全く予想がつかなかった。(理由に)心当たりがない”と言って困惑しておりました。私も最初は事故だと思ったくらいでして……」

 それ以降、実父は心労が重なっていたと続ける。

「弟は一人息子の遺産に頼るつもりは全くありませんでした。けれど、春馬くんは個人事務所の代表もやっているから、次の代表をだれにするとか、権利関係の配分だとかそういったことを弁護士を交えて話し合っていて、それがとにかく疲れると漏らしてはいましたね。週刊誌の取材もしつこくてまいったと。とにかく弟の希望は“お別れの会を早く開いてほしい”ということでした。ファンの方のためにも、やっぱりそういう場を作りたいという思いは強くあったみたい。そして“お墓が欲しい。親として早く手を合わせてあげたい”とも言っていた。あいつには春馬くんを悼む場がどういう形であれ必要だったんです。とはいえ、遺骨は“向こう”にあるからね。弟が熱望しても、実際には難しかったんだと思う」

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