郷ひろみ、兄と慕う「西城秀樹」を語る 「あなたがいたから僕がいた」

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「秀樹が僕の悪い部分を持って行ってくれた」

 芸能活動50年という節目を迎えた歌手の郷ひろみ(65)。1970年代に男性アイドル歌手として歌謡界を席巻した、郷、西城秀樹、野口五郎の3人は「新御三家」と呼ばれた。2018年、郷が兄と慕った西城が他界したが、いま何を思うのか――。

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「早すぎる死だったという感覚は、彼を知る誰にもあるはずです。どういうわけか、先に逝った秀樹が僕の悪い部分を持って行ってくれたように思えたりして……。もしそうなら、申し訳ないなあというのと同時に、ありがたいことだという二つの気持ちがあるんです。こんなふうに思うのは、僕らがそれだけ近い存在だったからでしょう。

 知り合って以来、どっちが年上とか年下とかいう感覚を持ったことがない。あくまで五郎が長男で秀樹が次男、僕が三男坊。常に二人が僕の上にいたから頑張れた。いつも“二人よりも努力しよう”と思っていましたから」

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