ねこ写真家・沖昌之さんに聞く! 街でねこに出会う方法

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 2月22日はねこ(にゃんにゃんにゃん)の日。ねこが大好きだけど、住環境や様々な理由から飼えない、という人も多いはず。

 それでもねこと触れ合いたい!と思えば、話題のねこカフェを覗いてみる手もあるけれど、外で過ごしている自由気ままなにゃんこを見つけに行く……なんてのもこれからの季節にいいのでは?

「枯れ葉をかぶってスヤスヤ」こんな驚きの一瞬をとらえて外ねこ写真集『ぶさにゃん』を刊行した写真家・沖昌之さんによれば、外にゃんこでも少し慣れれば、自分から寄ってくる人懐こい子もいるとか。そこで沖さんに、街でのねこの探し方を聞いてみた。

1.ねこ水の効き目に根拠はないが、神話あり

「ねこ水(水を入れたねこ除けのペットボトル)は実際には効き目がない、と言われていますが、裏を返せば『ねこ水あるところに、ねこの歴史あり』。ねこに来て欲しくないから置いているということは、元々、ねこが集まりやすい場所である、ということです。安全だからねこさんたちがウロウロしてるんですね。つまり、住みやすい地域なので、ねこ水の対象にされている子じゃなくても、他のねこもいるかもしれないです」

 ねこ水設置が多い地域は外ねこも多い、ということのよう。

 そんな場所を見かけたら、周辺を注意して見ていればモフモフに会えるかもしれない。

2.袋小路は ねこにとっても安全です

「自動車メーカーの日産が展開している『猫バンバン』キャンペーンは、寒い時期に自動車の下やタイヤと車体の隙間、エンジンルームなどにねこが入り込むことが多いので、乗車前にボンネットをバンバンと叩いてねこを逃がしてください、というもの。ねこたちが暖をとるには、止まっている自動車は最適です。しかし、走っている車、となったら別。命を脅かす天敵です。

 だから、ねこに出会いたければ、車が通る本通りを1本ずれて歩いてみる。そして車が入らない横道があるたびに きょろきょろと見回してみてください。結構、向こうもこっちを見ていて、目が合ったりしますよ。

 それから、住民しか通らないような行き止まりの道の奥(袋小路)にいたりします。住宅が混んでいるところは、ねこにとってはいざとなったら民家の陰に逃げ込めるので安全地帯なんです」

 いつもの道をちょっとだけ逸れてみると、意外な発見あり?

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