元関脇「嘉風」妻の凄絶な虐待、証拠動画を入手 娘に「死ねばいい」と叫び、暴力も

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かゆみ止め薬を目に…

 冒頭の動画に話を戻そう。この映像が撮影されたのは昨年6月半ば頃。母親は娘にドスの利いた声で凄む。

「おまえ、ムヒをこんな無茶苦茶にすんな、オラぁ!」

 憤りの理由は、虫刺されのかゆみ止め薬として知られる“ムヒ”のスポンジヘッドが切れていたことにあるようだ。

「おまえじゃない? 目ぇに入れたろか、おまえ。おい、コラぁ! あぁ? なに? おまえじゃない? はよ言え!」

 長女は懸命に否定するが、母親は一向に聞き入れない。

「じゃ、誰がやんねん! こんなん!」

 母親は長女の上に覆いかぶさる。次の瞬間、長女が悲鳴を上げた。

「いったいぃ!」

「アホやな、ほんまに。何したん? 何が痛いんや!」

「お母さん、目に入れるからじゃん!」

 あろうことか、母親は実の娘の目に、ムヒをねじ込んでいたのである。

「おまえ、目ぇつぶれんぞ!」

 それまで耐え忍んでいた少女も、激しい痛みに耐えかねて絶叫する。子どもの目に薬品が入れば、ふつうの親は大慌てで洗面所に連れて行くか、病院に向かうところだろう。しかし、この母親は違った。驚くべき言葉を長女に投げつけたのだ。

「入ったんか! ほんじゃ、速攻で目ぇ流さないと、おまえ、目ぇつぶれんぞ!」「行け! 目ぇこうやって洗え! 失明すんぞ!」「目ぇ、見えんくなるぞ! 白くなんねん、真っ白に! 早く行け! おまえが悪いんやろが! 切って、バカ!」

 長女が涙ながらに、

「切ってないって言ってるでしょ!」

 と訴えても、

「おまえしかおらん! 早く行けー! 死ぬぞ! 知らんぞ、おまえ。目ぇ真っ白になんで。黒目がなくなって。真っ白になんで!」「知らんぞ。目ぇ見えんくなっても知らんからな。マジで速攻で流さな、薬が残ってたら大変なことになんで、目の中は!」

 これに対して長女は、

「だったら、なんでそんなことするのよ!」

 と反論する。さすがに娘の目に後遺症が残ると、虐待が明るみに出てしまうと思ったのだろう。母親は少女の髪を掴み、洗面所に引きずろうとする。これに泣いて抵抗する長女に対し、

「おまえが悪いからや! ほんまに目ぇ、見えんくなるで。洗って来いよ、はやく!」「10! 9! 8! 7! もう髪の毛引っ張んで! 10! 9! 8! 7! 6! 5! 4! 3! 2!」「死ねばいいのよ。ほんとバカだよ。洗え! ずーっと流しまくるんや!」

 これはもはや母親の言動ではあるまい。

警察官が大挙して嘉風宅に…

 しかも、彼女による虐待は日常的に行われていた可能性が高い。

 同じマンションの住人が振り返るには、

「嘉風さん一家の部屋からは、とても躾とは思えない奥さんの怒鳴り声がよく響いてきましたよ。それも“死ねぇ!”とか“このボケッ!”と聞くに堪えない言葉でね。そんな状況が長いこと続いて、去年の7月中旬に凄まじい夫婦の言い争いが聞こえまして……」

 まもなく、警察官が大挙して嘉風の自宅を訪れた。

「嘉風さんと娘さんが数人の警察官に事情聴取されているのを目にしました。二人はパトカーに乗せられて行ってしまった。数日後に引っ越し業者が来て、このマンションに奥さんだけを残し、嘉風さんと子どもたちがいなくなったんです」

 嘉風をよく知る角界関係者によれば、この警察沙汰以降、「嘉風が子ども2人を引き取って別居生活が始まり、現在は離婚調停の真っ最中」だという。

週刊新潮 2021年2月18日号掲載

特集「激増『コロナDV』ここに極まれり 元関脇『嘉風』の妻が小学女児に凄絶虐待の証拠映像」より

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