抗体保有率、東京0.91%、大阪0.58%……欧米に比べ遥かに低い数字の読み方

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 2月5日、厚生労働省が昨年12月14日から25日にかけて行われた新型コロナウイルスの抗体保有検査の結果を発表した。東京0.91%(1万人あたり91人)、大阪0.58%、宮城0.14%、愛知0.54%、福岡0.19%――。1月上旬には連日2000人を超える感染者を出した東京都でさえ、抗体保有率(陽性率)が1%に満たなかったことに驚いた方も多いだろう。

「昨年6月に実施された同様の検査で、東京がわずか0.1%だったことと比較すれば、それだけ抗体を持った人が増えたとも言えますが、この数字から人口に占める感染者の割合は、まだまだ低いことがわかります」
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