「ゆきぽよ」に今度は下着デザインパクリ疑惑 販売元はサイトを削除

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 ギャルのカリスマと称されるタレント、ゆきぽよ(24)の交際相手がコカイン使用で逮捕され、彼女も薬物検査を受けていたと報じられて2週間。今度は彼女がプロデュースする下着のデザインに盗用疑惑――。

「noalice by ryuyuという10代から20代の女性に人気のブランドがありまして、ゆきぽよがイメージモデルをつとめています」

 とはアパレル業界関係者。同社サイトには多様な下着をまとった彼女の写真がアップされ、〈ゆきぽよちゃんがプロデュース〉と高らかに謳われているのだが、

「そのうちの何点かのデザインが、他の通販サイトで扱われている商品に酷似しているんですよ。たとえばシースルーのドット柄にフリルが付いたパンツや、大きく開いたお尻の部分に紐が交差するように配されたデザイン性の高いショーツ。胸元に大きなリボンがあしらわれた真っ赤なベビードールなどです。価格帯は1000円ちょっとから5000円くらいまでですね」

 ところが見た目にまったく同じものが、他のサイトでは300円から4000円も安く購入できる。そちらを扱う業者に“ゆきぽよ製品”を見せると、

「これはうちで扱っているのと同じ商品でしょう」

 と言い切るのだ。

「中国の同じ工場で作られたものだと思います。中国語のタグ表記も同じです」

 どういうこと?

「中国では生産を受注した工場が、製品の一部を横流しする例が後を絶ちません。そうやって不正に入手した商品をECサイトで大量に売り捌く業者も多く、結果的に同じ商品が複数ルートで出回ることになる」

 確かに、中国最大の通販サイト『アリババ』を覗くと、ゆきぽよ製品と寸分違わぬ商品があちこちの業者から売られている。

「つまり、中国や香港などで買い付けた既製品を、独自デザインの商品と称して販売しているのではないか。タグさえも換えずに」

 そこでゆきぽよの所属事務所に見解を問うと、

「きちんと頑張って、本人がデザインしているのは事実です」(小泉宗弘社長)

 ナンとゆきぽよが監修どころかデザインまで手掛けたと主張するのだが、後日、販売会社を通じて生産工場からの回答が寄せられた。

「日本から送られてきたイメージでサンプル制作を進めていく上で、工場で以前生産した既製品を混ぜてしまった可能性がある。日本からたくさん問い合わせがあり、同じものを作り、他社に売ってしまった」

 やはり販売会社はどこかの既製品――今やどこでも手に入るもの――を“ゆきぽよオリジナル”として売っていたわけだ。2月2日、サイトの下着コーナーは削除された。販売会社は本誌(「週刊新潮」)取材に客への謝罪の意を示し、対応を行うという。

週刊新潮 2021年2月11日号掲載

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