谷原章介がフジテレビ“朝の顔”に抜擢「令和の関口宏」になれる確率はどれくらいか?

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俳優と司会の関係

 1月16日、スポーツ紙は一斉に俳優の谷原章介(48)が、フジテレビの情報番組「めざまし8」(平日・8:00)のメインキャスターになることを報じた。

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 3月26日に「とくダネ!」(同)が終了、「めざまし8」は後番組となる。つまり“フジ朝8時の顔”は、小倉智昭(73)から谷原に“バトンタッチ”されるわけだ。

 民放キー局で番組制作に携わるスタッフは、「視聴率戦争が更にヒートアップすると思います」と指摘する。

「TBSも春に『グッとラック!』(同)を終了させ、麒麟の川島明さん(41)がMCを務める新番組がスタートします。

 従来組は、NHKが博多華丸さん(50)と博多大吉さん(49)、日本テレビさんが加藤浩次さん(51)、テレ朝が羽鳥慎一さん(49)という顔ぶれです。

 俳優に芸人、フリーアナウンサーと、顔ぶれも多彩で、イケメンもいます。視聴者が誰の番組を選ぶか、テレビ業界も注目しています」

 谷原は「MEN’S NON-NO」(集英社)のモデルを経て、1995年に俳優としてデビューを果たした。現在でもテレビドラマや舞台などで精力的に活躍しているが、司会者としての実績も積み重ねてきた。

「2007年から10年間続いた『王様のブランチ』(TBS系列・土・9:30)のMCは好評でした。今も『うたコン』(NHK総合・火・19:57)と、『パネルクイズ アタック25』(朝日放送テレビ制作・テレビ朝日系列・日・13:25)でMCを担当しています。俳優より司会者として人気がある、と言っても過言ではないと思います」(同・スタッフ)

児玉清の助言

 実は谷原、「王様のブランチ」のMCが打診された時、司会業と俳優が両立できるか悩んだという。

「その時、オファーを受けろとアドバイスしたのが、児玉清さん(1933~2011)だったそうです。

 2人はドラマで共演していたのですが、『役者としての軸がぶれる』のではないかと悩んでいた谷原さんに、児玉さんは『広く一般の人に見てもらうのが僕らの仕事』と背中を押したのです」(同・スタッフ)

 児玉も1975年から2011年まで「アタック25」の司会を務めたことで知られる。昭和のテレビでは、MCに転進して人気を得た俳優が活躍していた。

「例えば関口宏さん(77)です。父親が松竹の二枚目スターだった佐野周二さん(1912~78)だったこともあり、関口さんも立教大学を卒業すると俳優としてデビューします。

 ところが、71年から始めた『スター千一夜』(フジテレビ制作:1959~1981)の司会で注目を集め、続いて『クイズ100人に聞きました』(TBS制作:1979~1992)も人気番組になりました。

 その後、1987年から現在まで続く『サンデーモーニング』(同・日・8:00)や、1992年から放送が開始した『ムーブ!・関口宏の東京フレンドパーク』(同・註1を参照)など、長寿番組を連発します」(同)

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