「板野友美」はヤクルト「高橋」と…プロ野球選手と結婚した14人のアイドルたち

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 2021年1月5日、東京ヤクルトスワローズの左腕・高橋奎二投手がAKB48の人気メンバーだった板野友美との結婚を発表した。プロ野球選手の結婚相手といえば、どうしても女子アナが目立ってしまうが、19年に埼玉西武ライオンズの源田壮亮内野手が元乃木坂46の衛藤美彩と結婚したように、近年はアイドルとの結婚も増えている。

 昨年8月には、読売ジャイアンツの北村拓己内野手が元・アイドリング!!!のメンバーだった伊藤祐奈との結婚&第1子の誕生を明かし、ファンを驚かせた。

 そこで、「プロ野球選手とアイドルの結婚」の歴史を検証してみたい。

 プロ野球選手とアイドルの結婚が目立つようになってきたのは80年代終盤ごろからである。その第1号といわれているのが、87年に結婚した中日ドラゴンズの名外野手だった平野謙とホリプロ所属の秋本理央(55)だ。東海地方ローカルの中日応援番組での共演がきっかけであった。

 ただ、知名度でいえば、こちらの結婚がその“はしり”であろう――松本典子(52)である。芸能界入り直後から“ポスト・松田聖子”として注目を集め、85年3月に正統派アイドル歌手としてデビューした彼女は、ドラマや歌番組、バラエティなどでも幅広く活躍。そして92年、24歳の若さでヤクルト(現・東京ヤクルト)スワローズの苫篠賢治内野手と結婚した。

 当時、夫となった苫篠のことを「とまぴょん」と呼んでいることが発覚し、世間を困惑させたこともある彼女。結婚後は主婦・子育てに専念するため、芸能活動を休止していた。だが、11年9月にNHK BSプレミアムで放送された音楽番組に出演し、19年ぶりに歌手として復帰、話題を呼んだ。13年9月には日本テレビ、11月にはフジテレビのバラエティに出演したほか、18年には週刊誌で約20年ぶりとなるグラビア復帰も果たしている。昨年12月15日にはラジオ番組にも出演し、夫と共演した。

 3組目は96年に結婚した、5人組アイドルグループ“CoCo”の中で“エース”と呼ばれた瀬能あづさ(47)と横浜(現・横浜DeNA)ベイスターズの石井琢朗である。89年9月にファーストシングルをリリースしたCoCo。瀬能は92年5月にグループを脱退し、ソロでは歌手・女優として活動していた。ところが、95年6月、結婚のため突然芸能界を引退する。

 ただし結婚生活は長くは続かず、00年には離婚したことを発表。その後は03年に“AZU”名義で通販限定のCDを販売、翌04年には週刊誌でグラビアを披露した。直後にこのグラビア写真を用いたセミヌード写真集を発売しているが、これ以降、目立った活動は見当たらない。

 大人気バラエティ『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日系)内の“1ヶ月1万円節約生活”の最初の挑戦者となり、伝説を達成者したことで話題になった中嶋ミチヨ(48)も、元々はアイドル歌手だった。91年1月にファーストシングルをリリースし、アイドル歌手としてデビューしている。同年の日本レコード大賞新人賞や日本歌謡大賞の優秀放送音楽新人賞を受賞するなど、一躍人気アイドル歌手として活躍した。

 “最後の清純派”とも呼ばれていた彼女は、前述した『黄金伝説』に出演し、バラエティタレントとして再ブレイク。その最中、千葉ロッテマリーンズの外野手として活躍していた“サブロー”こと大村三郎と00年に結婚した。結婚後は2男1女に恵まれ、現在も芸能活動を続けているようだ。

 5組目は広島東洋カープの前監督・緒方孝市の妻・中條かな子(47)である。91年にデビューした彼女は“桜っ子クラブさくら組”の創立メンバーとして活躍したほか、グラビアアイドルとしても絶大な人気を誇っていた。大学の学園祭から引っ張りだこだったこともあり、“学園祭の女王”という異名をとったことも。歌手や女優、ラジオパーソナリティなど、幅広く活躍していたが、96年、当時カープの外野手として主力を担っていた緒方と結婚し、翌春に芸能界から身を引いてしまった。そして1男2女の毋となったが、子育てが落ち着いたタイミングで“緒方かな子”としてタレント活動を再開している。現在は地元・広島県のローカル番組を中心に活動しているが、全国放送の番組にもたびたび出演しており、お馴染みの方も多いのでは。

2010年には「ハロプロ婚」が増加

 左腕・福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手と結婚したアイドルといえば、仲根かすみ(38)である。彼女は11歳だった93年に“植可澄美”という芸名で“ねずみっ子クラブ”のメンバーとして芸能界デビュー。96年に“仲根かすみ”に改名して以降は、グラビアを中心に活躍していた。グラビアアイドルとして知らえるようになった99年頃からドラマや映画、バラエティ番組、スホーツ番組など活躍の場を広げ、そして05年に和田との結婚を発表。同時に芸能界からの引退も表明した。

 “大魔神”佐々木主浩(元・横浜ベイスターズなど)の最初の妻だった清水香織(53)は、85年に第5回“東大生が選ぶミスアイドルコンテスト”のグランプリ受賞者で、86年にシングル曲をリリースしたアイドルである。(ちなみに現在の妻・榎本加奈子もアイドル的売り方をされた女優である)。

 佐々木の盟友“番長”清原和博(元・西武ライオンズなど)の元夫人、亜希(51)は84年のミス・セブンティーンコンテスト応募をきっかけに芸能界入りした。工藤静香らと「セブンティーンクラブ」として活動したバリバリのアイドルであった。

 少し変わったところでいえば、阪神タイガースなどで活躍した城島健司の妻は、元モデルである。まだ福岡ダイエーホークスの選手だった00年11月に結婚しているが、その相手となった大藤真紀(43)は地元福岡県のモデル事務所に所属。当時九州のテレビCMに多数出演する“九州のCM女王”だった。99年春に東京に活動拠点を移してから、わずか1年半余りで結婚、芸能界から完全に引退してしまった。まさにこれから……という時だったため、その決断を惜しむ芸能関係者が数多くいたという。

 2010年代に入ると、つんく♂のプロデュースで知られる「ハロプロ(ハロー!プロジェクト)勢」と結婚するケース続く。先陣を切ったのが、田中将大(現在はフリーエージェント)だ。東北楽天ゴールデンイーグルス時代の12年3月にカントリー娘。の里田まい(36)と入籍。以降、彼女はメジャーリーガーの妻として田中を支え続けている。

 16年1月には千葉ロッテの右腕・南昌輝が元・メロン記念日の柴田あゆみ(36)とゴールイン。17年1月には当時、東京ヤクルトに在籍していた杉浦稔大投手(現・北海道日本ハムファイターズ)が元・モーニング娘。で当時はテレビ東京のアナウンサーだった紺野あさ美(33)と、同年3月には当時、埼玉西武ライオンズに在籍していた野上亮麿投手(現・読売)も同じく元・モー娘。の石川梨華(35)とそれぞれ結ばれている。

 ファンは、プロ野球選手の結婚後の成績に注目する。高橋投手の今季の成績はどうだろう。プロ6年目、チームの左のエース候補が良き伴侶を得て、今シーズンのブレイクを狙う。

上杉純也

週刊新潮WEB取材班編集

2021年1月22日掲載

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