前「オーストリア大使」の泥沼W不倫 「佳子さま」初の海外公務は“脅迫”の道具にされていた?

国内 社会 週刊新潮 2021年1月14日号掲載

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 世界を股にかける――とは、外交官の活躍を記す際によく使われる比喩であるが、この人は本当の意味で「股をかけて」しまった人である。前オーストリア大使の下半身にまつわる裁判が、東京地裁で係属中。そこには「佳子さま」初の海外公務も絡んでいて……。

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「金髪ポルノ」で美人研修生に英語講習する首席事務官、公使がはまった性の罠……。

 元外交官・佐藤優氏の書いた『外務省ハレンチ物語』には、そんな駐在外交官たちの“下(シモ)”の事情が赤裸々に描かれている。

 お堅いはずの外交官。なぜ彼らは、海の向こうで弾けるのか。

 外務省関係者によれば、

「現地では日本人コミュニティーが狭いですから、身近な範囲で手を付ける。海外だからバレないだろう、という甘い考えもある」

 以下はこれを地で行く話といったところだろうか。

 現在、東京地裁で係属中の不倫裁判――。

 原告は、小井沼紀芳(きよし)・前オーストリア大使(65)の夫人、被告はかつて在外大使館に勤務し、小井沼氏の部下だった10歳以上年下の女性である。

 小井沼氏は、慶応大学出身で、在学中に外交官試験に合格。ミャンマー公使やドイツ公使、ザンビア大使などを務め、2016年にオーストリア大使に就任。3年後に離任し、外務省を退職した“エリート”だ。19年9月には、佳子さまの初めての海外公務として注目を集めたオーストリア訪問をアテンドしているのだが、

「妻による提訴があったのは、その5カ月前の4月。小井沼氏が大使時代のことでした」

 と述べるのは、さる訴訟関係者。

「中身を簡単に言えば、夫である小井沼氏が、他の機関から出向していた被告と不倫関係になり、その後、日本でも密会を繰り返した。それを質すと夫も事実関係を認めた。妻である自分はショックを受け、救急搬送されたこともあったほど。夫婦関係は完全に破綻した。損害賠償として200万円を支払え、というもの」

 そして、

「前大使は現在、奥さんとは別居中ですが、どうやらこの件では奥さんに全面降伏している模様。訴訟では妻側に立って出廷し、“人生をやり直したい”と懺悔しているばかりか、相手の女性にも妻への謝罪を求めています」

 という、醜い展開となっているのである。

 原告の主張はこうだ。

〇割り切った関係でいよう、と、お互いの合意の上で、“関係”は始まった。

〇現地でワイナリー巡りなどを繰り返した。

〇出向期間が終わり、女性は日本に帰国。

〇その後も、大使は妻に内緒で日本に帰国するなどし、その度に被告の家に宿泊。箱根や軽井沢に泊りがけの旅行にも行った。

〇そればかりか、香港、マカオ、ブダペスト、ザルツブルクなど外国への旅にも。

〇指輪やネックレスもプレゼントした。旅行なども含め、被告のために合計200万円弱を遣っている。

 こうした関係は2年程続いたが、ある日、妻が偶然、小井沼氏のパスポートを目に。すると自分に内密で夫が日本に数回、帰国していたことがわかり、問い詰めたところ、夫は洗いざらい自白し、関係は終わった――というものである。

 ちなみに、被告の女性も夫を持つ身。関係が事実なら、俗に言う「ダブル不倫」に当たる。

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