キムタク「教場II」の不運 高評価なのに昨年の数字をなぜ上回らなかったのか

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カレンダーの不運

 199期の中には、伊藤健太郎(35)がいた。今回は、ジャニーズWESTの重岡大毅(28)が代演した。

「伊藤は轢き逃げで逮捕されてしまいましたからね。彼が演じる訓練生は、交通取締の実習中に三浦貴大を撥ねてしまう役ですから、洒落にもならない。伊藤の降板で、今回はかなりの部分を撮り直したと聞いています。前作では、作品とは何の関係もない沢尻エリカが薬物で逮捕され、大河に急遽出演することになった川口が話題となっていました。しかし、今回は伊藤の逮捕の影響がモロに裏目に出た」

 裏目に出たのは、これだけではないという。

「カレンダー、つまり放送日です。昨年は1月4日(土)、5日(日)の放送でしたが、今年は3日(日)と4日(月)になった。しかも昨年に比べて、放送時間が若干長くなり、2夜とも11時半近くまでの放送でした。4日が仕事始めという人もいたでしょう。久しぶりの勤務から帰って、遅くまで、重く暗いドラマをリアル視聴できるかどうか……」

「教場II」の前枠では、キムタクが2夜連続でバラエティに出演していた。初日は相葉雅紀の新番組「VS魂」3時間スペシャルの生放送。彼は、後輩に“キムタくん”(平野紫耀が命名)と呼ばれながら、ゲームに興じた。2日目は6年ぶりに「ネプリーグ」2時間スペシャルに登場し、EXIT兼近と新コンビ“ディスタンス”を結成してクイズに挑戦していた。一所懸命に番宣していたのである。

「それらを短めにして、もう少し放送を繰り上げても良かったかもしれませんね。なにより、2日目のラストは、最後の最後は眠気が吹き飛ぶほどの衝撃のシーンでしたから」

 風間教官がなぜ義眼になったか明かされたのだが……。

「右目を失った直接の原因はわかりましたが、それが目撃者らしい濱田にどう影響を与えたのか、風間が警察を憎むようになったのはなぜか、といった経緯は明らかにされていません。第3弾も制作されそうですね」

 来年に期待しよう。

週刊新潮WEB取材班

2021年1月9日掲載

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