「北川景子」父、重役人事で「三菱重工」軍事部門トップに? 社長を狙うのが難しい事情とは

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 2020年は北川景子(34)にとって、節目の年だった。まずは長女の出産で「母」という立場になったのだ。そして、彼女が尊敬する父・元洋氏もまもなく節目を迎える。三菱重工の重役人事である。

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「北川さんは防衛省からも潜水艦の専門家として一目置かれています」

 そう言うのは前統合幕僚長の河野克俊氏だ。

「三菱重工の神戸造船所は、基本的に海上自衛隊の潜水艦を造っており、『艦艇・特殊機械事業部長』である北川さんは、その責任者です。進水式でお会いしたことがありますが、腰の低い丁寧な方。社内の評価も高いので、いずれ防衛部門全体のトップになる可能性は充分にあると思います」

 本誌(「週刊新潮」)でもお伝えしたが、北川氏が艦艇・特殊機械事業部長に就任し、役員・シニアフェローとなったのは19年4月のこと。

「ここから上は『防衛・宇宙セグメント長』、つまり、当社の防衛・宇宙部門を束ねる立場になります。さらにその上は社長しかありません」(三菱重工の広報担当者)

 防衛・宇宙は三菱重工の四つあるセグメントのひとつ。その、「長」に昇格の可能性が大という北川氏は、社長の目もあるのだろうか。

「ここからが大変です」

 とは、経済紙の記者。

「三菱重工は売上高で約4兆円の会社ですが、防衛・宇宙セグメントは7千億円強で3番手。しかも、官需に頼っているため、利幅が薄かった。同社において主流といえるのは、エナジー(火力発電の設備など)や、プラント・インフラ(産業機械など)。いわば北川氏の前に立ちはだかる“壁”ですね」

 だが、時代は変わりつつある。世界的な脱炭素化の流れから、エナジー部門の収益力は低下。一方で防衛費の増額で防衛・宇宙セグメントは売り上げを伸ばしている。

「重工のトップは艦船の長崎造船所か潜水艦の神戸造船所、あるいは航空機の名古屋航空宇宙システム製作所、戦車の相模原製作所から選ばれるでしょう」

 と前出の河野氏。社長レースの「第4コーナー」で北川氏はどの位置につけているのだろうか。

週刊新潮 2020年12月31日・2021年1月7日号掲載

ワイド特集「角突き合いの女マタドール」より

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