宮根誠司、坂上忍を抜いた「ゴゴスマ」石井亮次アナ、フジが目をつけてバラエティに本格進出

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視聴率が好調

 午後の情報番組「ゴゴスマ~GOGO!Smile!~」(CBCテレビ制作・TBS系列・平日・13:55)の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区、リアルタイム、世帯)が同時間帯トップを記録し、注目を集めている。

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 ネットメディアでも、相次いであまの報じられた。主なものから見出しをご紹介しよう。

◆「『ゴゴスマ』12日の視聴率で『6.0%』 関東世帯で“同時間帯”トップを獲得」(ENCOUNT:11月13日)

◆「『ゴゴスマ』4日平均視聴率 同時間帯トップ5・7%」(スポニチアネックス:12月7日)

◆「TBSゴゴスマの17日の平均視聴率が同時間帯トップ コロナ、大雪情報伝える」(スポニチアネックス:12月18日)

 民放キー局で番組制作に携わる関係者が、「テレビ業界内でも、衝撃的なニュースとして話題になっています」と語る。

「高視聴率の立役者は、やっぱりMCの石井亮次アナ(43)でしょう。裏番組のMCは宮根誠司さん(57)と坂上忍さん(53)ですからね。石井さんの司会進行が、じわじわと主婦層に浸透し、心を掴んでいるということだと思います」

 石井アナは大阪府の出身だ。同志社香里中学校・高等学校から、同大の文学部に進んだ。

 1998年に在阪局のアナウンサー試験を受けるも縁がなく、翌年に中部日本放送(註:分社前の名称で、現在はCBCテレビ)のアナウンサーとして採用された。

満を持してブレイク

 当初はスポーツ実況を期待されていたというが、ラジオ番組でトークの能力が認められ、2013年からゴゴスマのMCを担当した。当初は東海3県のローカル番組だったが、15年からはTBS系列で全国放送された。

「3月31日にCBSテレビを退社し、4月からフリーになったのですが、なかなか石井アナに仕事は来ませんでした。結局、8月1日に『サンドと石井と知りすぎた芸人たちの会!』(フジテレビ系列)に出演を果たしました。収録は7月で、フリーになって3か月間、出演のオファーがなかったのは、石井アナの評価が高くなかったからだと思われます」

 だが、ゴゴスマの視聴率と同じように、石井アナの魅力は“じわじわ”と認知されていく。

「日本テレビが10月に『行列のできる法律相談所』(日・21:00)、11月に『世界一受けたい授業』(土・19:56)と相次いで出演させました。ようやく動き出したというわけです。フジが12月11日に『ダウンタウンなう』(金・21:55)の人気コーナーである『はしご酒』に登場させ、再びサンドウィッチマンと『それ古いっすよ!サンドさん!!』を12月26日に放送予定です。体を張ったロケにも挑戦しているそうで、どうやらフジは石井アナとサンドウィッチマンの組み合わせで新番組を作りたいようです」

視聴者の安心感

 確かに宮根アナや、坂上忍に比べると、石井アナは地味かもしれない。彼の魅力はどこにあるのだろうか。

「人当たりが良く、物腰の柔らかい喋り方が、視聴者に安心感を与えているのだと思います。パネラーのやり取りが“上から目線”になることはなく、嫌味もなく、棘もありません。受け身の進行なのですが、それが好感を持たれています」

 実はゴゴスマ、大久保佳代子(49)、友近(47)、岡田圭右(52)、ニッチェの江上敬子(36)と近藤くみこ(37)、ケンドーコバヤシ(48)、増田英彦(50)と芸人の出演が多い。

「視聴率が好調な理由の1つとして、石井アナは芸人さんとの絡みが上手なことが挙げられます。情報番組ですから、基本はニュースを取り上げます。ところが石井アナは、芸人さんとのやり取りで適度に笑いを入れてきます。これは彼の武器で、芸人と一緒にMCを務める番組が増えるのではないでしょうか。私は安住紳一郎さん(47)のようなアナウンサーになるのではないかと予想しています」

週刊新潮WEB取材班

2020年12月27日掲載

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