女性皇族の「デート事情」とは 国内では護衛官付き、留学先では自由?

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「お相手名簿」とは

 秋篠宮家の事情を知る関係者は、

「佳子さまについては同じ轍を踏まぬよう、両殿下も心しておられます」

 としながら、こう明かす。

「以前、小室さんの醜聞が噴き出した時には、紀子妃殿下がひそかに『お相手名簿』ともいえる宮内庁の“内部資料”に手を伸ばされたと報じられました。それは旧宮家や旧華族の末裔の未婚男性、財界の有力者の子息などがリストアップされたもので、随時更新されていきます。2年前に高円宮家の絢子(あやこ)さまが嫁がれた守谷慧さんもまた、ここに名があったと聞きます。あるいは妃殿下は、佳子さまのために今一度、このリストを手繰り寄せられるかもしれません」

 紀子妃は3年前、秋篠宮さまのお誕生日会見で小室さんの印象を問われ、

〈小室さんの優しいピアノの音色を聴きながら心和むひとときを過ごした〉

 などと褒め称えていた。その“優しさ”に欺かれたのだから、ご心中たるや拝察するに余りある。皇室制度に詳しい河西秀哉・名古屋大学大学院准教授が、あらためて言う。

「秋篠宮さまは元来“気楽な次男坊”というお立場を好まれ、時には上皇陛下や天皇陛下にはできないような大胆なお振る舞をなさってきました。大嘗祭についても『身の丈にあった儀式』にすべきだと発言されるなど、自由人めいた気質が魅力を形作ってきたのです」

 そうしたキャラクターは、家風にも大きな影響を及ぼしてきたといい、

「ご自身が歩まれてきたように、お子様方にも幅広い選択肢を与えてこられました。ただ、こうして小室さんとの問題が大きくなった以上、次の佳子さまのお相手は入念に調べざるを得なくなるでしょう」(同)

佳子さまのご結婚では慎重に?

 女性皇族の結婚に際し、お相手の素性をどこまで調べるかは、ご当主の熱意や家風に左右されるのだが、

「高円宮家の絢子さまのご結婚では、久子さまが中心になって守谷さんのこともよくお調べになったと思います。おそらく秋篠宮さまはあまり相手の詮索を望まれず、宮内庁も積極的に身辺調査を行わなかったのでしょうが、佳子さまの時は、少なくともお相手の親兄弟、その他親戚に問題を抱えている人はいないか、本人がどういう人物なのか等は、事前にお調べになるのではないでしょうか」(同)

 このたびの展開を見せつけられれば「調査」の重要性を痛感せざるを得ない。皇室ジャーナリストの神田秀一氏も、こう言うのだ。

「秋篠宮さまご自身が恋愛結婚で、昭和天皇の服喪中に婚約されて批判を受けたこともありましたが、年齢を重ねられてお考えが変わったところもあるのではないでしょうか。誰かに薦められた人ではなく、自分で選んだ人と結婚するのがいいというお考えはあるにしても、同時に、皇嗣として内親王のお相手が国民の支持を得られ、嘘偽りや隠しごとのない人であってほしいという願いもお持ちのはず。国民や宮内庁から疑念を持たれるようなお相手は好ましくないと考えるのは、当然だと思います」

 覆水盆に返らず。果たして佳子さまの場合は……。

週刊新潮 2020年12月17日号掲載

特集「同じ過ちは許されない…『紀子さま』が思い煩う『佳子さま』ご結婚」より

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