「アキラ100%」が俳優業で本名を使う理由 本人が語る裸ネタへの思いとは

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 お盆一枚で巧みに股間を隠す、ハダカ芸でブレイクを果たしたお笑い芸人・アキラ100%(46)が俳優業でも人気を呼んでいる。

 2017年公開の映画「ゆらり」にチョイ役で出演し、19年には「こはく」で準主演に抜擢。今年も「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」、「劇場版 仮面ライダーゼロワン REAL×TIME」の2本に出演した。

 来夏には初の主演映画「達人 THE MASTER」の公開が予定されている、ご本人に話を聞いた。

「ようやくテレビに出られるようになった芸人が、役者として映画にも。自分でも不思議な感覚で……」

 映画は本名の「大橋彰」での出演。世に浸透した芸名を封印したのはなぜか。

「SNSを見ると“俳優の大橋彰って、アキラ100%じゃないか!”とビックリされていることが多いんです。かなり裸の印象が強いようなので、作品のイメージや共演者に迷惑をかけては申し訳ないと……。なので、いずれ芸名が分かるにせよ、作品によっては本名にしている場合があります」

 全裸で金色の蝶ネクタイを身につけ、お盆一枚を手にした姿からは、確かにシリアスな演技者の姿は想像しにくい。が、そもそもは俳優志望だったという。

「高校時代は演劇部に所属し、大学進学後は小劇場の舞台に立っていました。中学の社会科と高校の公民の教員免許を取得はしましたが、役者の夢を諦められず、就職せずに俳優養成所に通ったり。でも、鳴かず飛ばずの状態に疲れ果てて、30歳を迎えた時にスッパリ諦めたんです」

 その後はお笑いコンビを経てピン芸人に。ハダカ芸で人気を博してから5年が経つが、まさかもう、脱がないとでも言うのか。

「いえ、芸人は辞めませんよ。先日、服を着たネタを考えてみたんですが、どうやっても思いつかない。むしろ、ここまでハダカネタを追求してきた芸人はいませんし、この世界には未知の鉱脈が埋まっていると思うんです。かつてジャスティン・ビーバーが注目して世界的な話題になった、ピコ太郎さんの『PPAP』みたいな世界的大ブレイクもあるんじゃないかと」

 裸は国境を超えるか。

週刊新潮 2020年12月10日号掲載

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