嵐、活動休止前のラスト紅白で「歌手別視聴率1位」を獲れるか 強力なライバルは2組

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 11月24日、大みそかのNHK「第71回紅白歌合戦」の加藤英明チーフ・プロデューサーが、囲み会見を行い、活動休止前の最後の出場となる人気グループ・嵐の演出などについて語った。

 嵐の紅白出場は、今年で12回目。各スポーツ紙によると、加藤CPは、「彼らがアーティスト、司会として過去11回の紅白は嵐とともにありました」と、これまでの“功績”を称えた。

 その上で、当日の演出などについては、「最後の紅白ということで、今まさに、所属事務所とどうやってみんなの注目を集めるシーンを作りあげようか議論をしているところ」と、詳細は語らなかった。

「当初、NHKは嵐サイドに司会と大トリを打診していたそうです。しかし、大みそかは、東京ドームでの無観客配信ライブを予定していることを理由に断られた。そのため、出演はおそらく中継になりそうです。さすがに中継で出演する嵐を大トリに据えることはないと言われています」(音楽担当記者)

 所属事務所の先輩グループ、SMAPが16年に解散。その後「国民的グループ」の座をゲットした嵐。その“有終の美”を飾るステージだけに、当初、今年は2位以下に大差をつけての歌手別視聴率1位の座を獲ることは確実、と言われていた。

「昨年は嵐が出演した第2部の平均視聴率は37.3%(以下ビデオリサーチ調べ、関東地区)と低迷したものの、歌手別では40.8%で1位を獲得しています。すでに、昨年1月の時点で今年いっぱいの活動休止を発表していたこともあり注目が集まったことも影響しているでしょう。昨年より以前にさかのぼると、嵐が歌手別1位を獲得したのは過去11回の出場で16年(43.7%)と昨年の2回です」(同)

 一部スポーツ紙によると、紅白では公開中の劇場版が大ヒットするなど社会現象になっている「鬼滅の刃」の特集コーナーを設ける模様だ。

 劇場版の主題歌「炎(ほむら)」を歌う歌手・LiSA(33)が、テレビアニメ版のオープニング曲「紅蓮華」を披露した昨年に続いて、2年連続の出場を決めている。

「彼女のために終盤でかなりの長尺をとるようです。密になるので、人気キャラクターや声優が会場ではなく、リモートでLiSAに声援を送ることになりそうです。『炎』『紅蓮華』をいずれも披露するようで、その間は幅広い世代の視聴者がテレビにクギ付けになり視聴率は跳ね上がりそうです」(NHK関係者)

 嵐にとってLiSAはかなりの強敵となりそうだが、さらに別のライバルが出現する可能性が高いという。それは、NHKが以前から何とか口説き落とし紅白のステージに上げようとしていた、今や世界で活躍するあのグループだ。

「今年9月に新曲『Dynamite』が、米ビルボードのシングルチャート『HOT100』で初の1位を獲得した韓国の男性ヒップホップグループ・BTS(防弾少年団)です。もともと、ブレーク中だった18年、NHKは紅白のオファーを出してOKをもらいました。ところが、たまたまあるメンバーが着ていたTシャツに原爆を想像させるような絵柄がプリントされていてネット上で大騒動になった。さすがにNHKは視聴者からの抗議を恐れ、出場も白紙になりました。しかし、今や、世界中にファンを抱え、次々に日本の雑誌の表紙も飾っていますからね。どうやら韓国からのオンライン中継になりそうだが、紅白出場なれば高い数字を記録すると言われています」(芸能記者)

 さて、嵐は有終の美を飾ることができるか。

週刊新潮WEB取材班

2020年12月4日掲載

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