家政婦「志麻さん」の人気爆発で日テレとNHKが取り合い 芸能事務所入りも間近

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NHKの本気度

「6日の『あさイチ』の視聴率は11・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)と、かなりいい数字を取りました。そして夜の『沸騰ワード』は12・4%と同時間帯では首位に。すでに彼女は『沸騰ワード』では準レギュラー扱いになっており、芸能人に料理を出す企画はこれが第23弾でした。日テレとしては、NHKがわざわざ宣伝してくれたとほくそ笑んでいるでしょうね」

 ところが、敵もさる者。NHKは、9日、10日と2日続けて、現行で日本一の長寿番組「きょうの料理」(Eテレ)に志麻さんを登場させたのである。

「驚きましたね。これまでも、“料理愛好家”としてグッチ裕三が出演して話題になったこともありますが、彼女の職業は“家政婦”です。もちろん、肩書きは“料理家”となっていましたが。NHKはテキスト版の『きょうの料理11月号』(NHK出版)でも彼女で16ページもの特集を組みました。相当入れ込んでいるようです」

 ついに料理番組が取り上げたとなれば、他の番組だって黙っていないだろう。「キユーピー3分クッキング」(日テレ)や「くいしん坊!万才」(フジテレビ)、「おかずのクッキング」(テレビ朝日)、「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」(テレ朝/朝日放送)も狙っているはずだ。

「3分クッキング」など、志麻さんならホントに3分で作ってしまいそうだ。

「バラエティだって彼女を狙っていると思いますよ。もちろん、志麻さん自身はタレントになりたいなど思っていないでしょう。『婦人公論』のインタビューにも、“テレビ取材の話がきたとき、最初は抵抗がありました。勤めていた店を裏切るような形で辞めているので、関わった人すべてに顔向けできないという気持ちは、いまも変わっていません”と答えていましたし、“生まれ変わっても家政婦”とまで言っていますから。しかし、テレビマンたちは諦めませんし、大手プロダクションも狙っているはずです」

 彼女は本業の家政夫の仕事が忙しくて、プロダクションが入る余地などないのでは。

「忙しい人だからこそ、スケジュール管理は重要です。例えば、“今でしょ”の林修先生は当初はどこへも所属せずにテレビに出ていましたが、業界では御法度のWブッキングをやってしまったことからプロダクション入りを決めたと聞きます。大阪府知事になる前の橋下徹も同様です。忙しすぎて、自分で予定を管理できなくなるんです。現在、彼女がもっとも出演しているのは『沸騰ワード』です。MCはバナナマンですから、彼らの所属するホリプロが有力でしょうが、プロダクションによる取り合いが勃発する可能性もあります」

週刊新潮WEB取材班

2020年11月15日掲載

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