加藤綾子アナ、「it!」が「イット!」になってホッと一安心の理由

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コアターゲット層では2位

 それが視聴率アップに繋がったということか。

「それまでの視聴率は2~4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯:以下同)をウロウロしていました。リニューアル後の『イット!』は、10月16日の4・8%を最後に、5%を割ることはなくなった。11月2日には、轢き逃げで逮捕された伊藤健太郎の、事故直後の映像もスクープしました。11月3日には、リニューアル後では最高の7・0%も記録しています」

 番組に勢いがつくと、スタッフの士気だって上がる。ちなみに11月3日の各局の視聴率は以下の通りだ。

●「news every.」日本テレビ(15時50分~19時)=13・9%
●「スーパーJチャンネル」テレビ朝日(16時40分~18時45分)=10・4%
●「Nスタ」TBS(15時49分~19時)=8・6%
●「Live News イット!」フジテレビ(15時45分~19時)=7・0%

 あれ、やっぱり最下位である。

「世帯視聴率で見ると最下位のままです。しかし、個人視聴率を見ると変わってくる。しかも、自動車や化粧品、JRAなど若者ターゲット、優良スポンサーが喜ぶ層を獲得できる、“コアターゲット層”の視聴率が上がっているんです」

 コアターゲット層とは、中学生以上の10代(13~19歳の男女)であるT層、20~34歳の男女をさすF1、M1層、そして35歳から49歳までの男女のF2、M2層のことだという。このコアターゲット層の視聴率で比べてみると、こうなる。

●「news every.」=6・1%
●「Live News イット!」=2・5%
●「Jチャンネル」=2・3%
●「スーパーNスタ」=1・5%

「テレ朝、TBSを抜き去り、『イット!』が2位に浮上します。トップの日テレ『every』とは、まだWスコア以上の差があるとはいえ、当初よりもずいぶん良くなりました」

 とはいえ、11月3日は旗日である。もともと男性に根強い人気があるカトパンならでは、ということではないのだろうか。

「ところが、翌4日の結果を見ても、『イット!』は堂々2位を死守していました」

●「news every.」=5・4%
●「Live News イット!」=2・0%
●「スーパーJチャンネル」=1・3%
●「Nスタ」=1・3%

 確かに2位だ。しかも、テレ朝、TBSを引き放している。

「いくら世帯視聴率が良くても、高齢者ばかりが見るテレ朝の営業状況が良くないことを見ると、コアターゲットがよく見るようになったフジのほうが、営業的にはよっぽどいいのです。これで『イット!』打ち切り話はなくなるでしょう。カトパンの首も繋がったと考えていいということです」

週刊新潮WEB取材班

2020年11月10日掲載

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