伊藤健太郎の事務所に「タレント教育」と「危機管理」の欠如を指摘する声が上がるワケ

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不用意な反論

 事故の取材をした記者が言う。

「YAHOO!ニュースを見てみると、例えば読売新聞の電子版は10月29日の午前9時53分に『伊藤健太郎容疑者をひき逃げ容疑で逮捕』と報じました。

 一方、午前10時ごろにはハフィントンポストが『伊藤健太郎さんが自動車事故を起こしたとの報道。事務所は「ひき逃げ」否定【UPDATE】』と配信しました。

 ハフポスの取材にイマージュ側は《事故現場からは立ち去っていない。間違った報道が出ていると弁護士の方から聞いている》と説明したことが、記事に明記されています」

 ひき逃げ容疑が冤罪なら、事務所は全力で反論すべきなのは言うまでもない。だが、見当外れの反論だったことが、その後に明らかとなっている。

「無理筋の反論は、『伊藤容疑者も事務所も反省していないのかな』と思われてしまいます。危機管理上は最悪の対応でした。

 そもそも人気俳優が車を運転するリスクは相当なものがあります。運転手つきの車を用意するならまだしも、車をプレゼントしたことが完全に裏目に出てしまいました」(同・記者)

「自分は商品だ」

 民放キー局の幹部は「大手事務所ほど、所属するタレントを厳しく教育するものです」と指摘する。

「ホリプロ、サンミュージック、研音、スターダストといった大手は、タレント教育をしっかり行います。

 石原さとみさん(33)や綾瀬はるかさん(35)といったレベルでも、タレント教育を修了したと判断するまではデビューさせませんでした。おかげで彼女たちは『自分は商品』であることを叩き込まれるわけです。

 スターダストのある幹部も、私たちテレビ局員の前で、とあるタレントさんに『中谷美紀(44)ぐらい稼げるまで、仕事に文句を言うな!』と怒鳴っていました」

 それに比べイマージュは、どれくらい伊藤を教育してきたのか……。今回の一件は弱小事務所が生んだ悲劇とも言えるのかもしれない。

週刊新潮WEB取材班

2020年10月31日掲載

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