ミス日本受賞の「松野頼久」次女が政界入りか 小泉純一郎と自民党本部を見学

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 公党の代表まで務めても落選すればタダの人。これが政治家の宿命ならば、娘のために尽くしても疎外されるのは、父親の宿命といったところか。

 2017年の衆院選で落選した松野頼久・元維新の党代表(60)。その次女・未佳氏(25)が政界進出を目論んでいるという。

「未佳さんは、16年のミス日本でグランプリに輝き、『ハズキルーペ』のCMで俳優の舘ひろしと共演するなど、活発なタレント活動をしてきました。一方で政治家になる夢もかねて公言してきた」(芸能記者)

 だが、9月24日に彼女が姿を現したのは父の宿敵である自民党の本部。しかも、

「同伴したのは小泉純一郎元総理。小泉氏は頼久氏の父で防衛庁長官などを歴任した頼三氏を政治の師と仰ぎ、彼の葬儀で弔辞を読むなど、松野家とは交流があった」(自民党関係者)

 コトの顛末を松野家の知人はこう解説する。

「未佳さんは、これまでも政治セミナーに参加するなど、政治家になるという夢は本気。ただ、それ以上に前向きなのが母親の素子さんなんです」

 素子氏と言えば、昨年、格闘家の小川直也氏(52)との密会が報じられたお騒がせ人物。

「小川氏との関係はしばらく続き、頼久氏とは離婚協議をしていた。ところが、娘のために松野家のパイプを手放すつもりはなく、出馬に反対する頼久氏を尻目に人脈を手繰り寄せては、相談しているんです」(同)

 彼女がご執心なのは、娘の選挙区だという。

「選対委員長だった下村博文氏から“三重の岡田克也(元民主党代表)のところはどうか”などと言われたこともあったそう。素子さんはこれを真に受け、そんな大物の選挙区で大丈夫かと心配になった。それで、小泉氏に相談し、善は急げと党本部へ。たまたまいた二階俊博幹事長と面会することになったんです。実際は、せいぜいが比例区での出馬でしょう」(同)

 頼久氏に、ご令嬢の出馬について尋ねると、

「(地元の)熊本も、三重も、比例も、あり得ません!」

 とご立腹の様子。ここは政治家に返り咲き、父の威厳を見せるしか……。

週刊新潮 2020年10月8日号掲載

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