「バイキングMORE」がグッディ吸収合併で急浮上 お昼の視聴率戦争に大異変!

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下克上に突入した昼番組

 その影響が視聴率にも現れている。各局の昼番組の勢力図が変わってきたというのだ。

 改編前の各局の昼番組の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)は以下の通りだった。

●9月23日(水)
1位 TBS「ひるおび!」(10:25~13:55)視聴率6・4%
2位 テレ朝「大下容子ワイドスクランブル」視聴率5・9%
3位 フジ「バイキング」視聴率5・8%
4位 日テレ「ヒルナンデス」視聴率5・0%

●9月25日(金)
1位 TBS「ひるおび!」(10:25~13:55)視聴率6・7%
2位 テレ朝「大下容子ワイドスクランブル」視聴率6・2%
3位 フジ「バイキング」視聴率5・4%
4位 日テレ「ヒルナンデス」視聴率5・1%

「ひるおび」(TBS)の独走状態は、ずいぶん前から続いている。

 対して、改編後は以下のようになった。

●9月28日
1位 フジ「バイキングMORE」視聴率6・3%
2位 TBS「ひるおび!」視聴率6・1%
3位 テレ朝「大下容子ワイドスクランブル」視聴率5・5%
4位 日テレ「ヒルナンデス」視聴率5・2%

「バイキングMORE」が1位を取ったのだ。もちろん、初回のご祝儀ということもあるだろう。週末に入ると以下のようになった。

●10月1日
1位 テレ朝「大下容子ワイドスクランブル」視聴率5・8%
2位 フジ「バイキングMORE」視聴率5・2%
3位 日テレ「ヒルナンデス」視聴率5・0%
4位 TBS「ひるおび!」視聴率4・9%

 なんと1位に立ったのは「ワイドスクランブル」(テレ朝)だった。そこに食らいついているのが「バイキングMORE」。そして、王者「ひるおび」が最下位に落ちた。

「昼の帯番組の順位がこれほど入れ替わるのは異例です。昼の視聴者は案外保守的で、改編しても定着するには時間がかかるものなのですが……。それにしても『ひるおび』が最下位になるなんて、ここ10年は記憶にありませんね」(同)

 しかも各局とも接近戦であり、いつまたひっくり返ってもおかしくない。はたして、生き残るのはどの番組だろうか。

「ワイドショーに戻ってきた『バイキングMORE』は、午後2時頃には“2時プロジェクト”などという日テレの“Nizi Project”の名だけパクったコーナーまで始めました。もはや開き直りに清々しささえ感じるほど。そうなると、伊藤アナの安定感と坂上忍という子役時代からの元国民的スターの共演は強い。この下克上から抜け出すのは、『バイキングMORE』かもしれません」(同)

週刊新潮WEB取材班

2020年10月6日掲載

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