うつ病治療に光明、「コイル電流」療法が保険適用に 副作用が少ないメリットも

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“第4の治療法”

 現在、うつ病で医療機関にかかっている患者は全国で100万人以上とされる。そうした状況にあって、実際の治療現場でも、新たな動きが出ている。おもに中等症以上の患者に行われてきた「磁気」による治療が、昨年6月から保険診療で受けられるようになったのだ。

 うつ病の治療はこれまで、抗うつ剤による薬物療法、そして認知行動療法などの精神療法が主体であった。それでも2~3割の患者には効果がみられず、重症患者には「電気痙攣療法」も施されてきた。

 そこで“第4の治療法”として注目されているのが「経頭蓋(けいとうがい)磁気刺激(TMS)療法」。...

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