韓国でも人気の「竹内結子さん」 韓国の芸能界で相次ぐ悲劇の連鎖について

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誰かの自由が誰かの死につながるのなら…

 亡くなった竹内さんについて、その原因はよくわからないのが現状のようだが、直近のインタビューでは、子育てとキャリアに対する不安を語っている。

「出産で仕事を離れることには不安がありました。(中略)私の代わりはいくらでもいると思っていて、怖くてたまらなかった」(女性ファッション誌『LEE』10月号)

 キャリアを志半ばで諦めなければならなかった女性は星の数ほどいることを考えると、誰にとっても無縁なことではないはずだ。

 もっとも、生き馬の目を抜く芸能界。人気商売ゆえにスターの人生は世間の評判で決まる。

 差し当たって、韓国では国会を中心に悪質な書き込み禁止法の制定が進められていて、日本政府も誹謗中傷を書き込んだ人を特定する身元情報の公開法案を用意するなど、侮辱的な書き込みを法的制裁で禁止できる手段を模索中だ。

 一方で、「表現の自由」が憲法で保障されている日本と韓国では、関連法の制定をめぐって意見が分かれる。

 とはいえ、誰かの自由が誰かの死につながるのなら、その権利は制限されてしかるべきだろう。

相談窓口

・日本いのちの電話連盟
電話 0570・783・556(午前10時~午後10時)
https://www.inochinodenwa.org/

・よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)
電話 0120-279-338(24時間対応。岩手県・宮城県・福島県からは末尾が226)
https://www.since2011.net/yorisoi/

・厚生労働省「こころの健康相談統一ダイヤル」やSNS相談
電話0570・064・556(対応時間は自治体により異なる)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/soudan_info.html

・いのち支える相談窓口一覧(都道府県・政令指定都市別の相談窓口一覧)
https://jssc.ncnp.go.jp/soudan.php

高秀樹/在韓ライター

週刊新潮WEB取材班編集

2020年9月30日掲載

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