「半沢直樹」で話題の江口のりこ 怖いもの知らずの彼女が唯一恐れる人とは?

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座長が怖い

「時空警察」の上司“熊本”役の岩松了は、彼女が所属する劇団東京乾電池の先輩でもあった。

「兵庫出身の彼女は、中学を卒業すると進学はせず、アルバイトをしては、映画三昧の生活だったそうです。そのうち映画に出たいと考えるようになり、劇団に入れば何とかなると、19歳で上京。岩松さんの脚本を読んだことがきっかけで、東京乾電池の研究生に応募したそうです」(同)

 見事、合格するのだが、すでに岩本は劇団を去っていたという。

「研究生として、朝日新聞の専売所で住み込みのアルバイトをしながら、稽古に通ったそうです。2000年に初舞台を踏みますが、その後も様々なアルバイトを続けたそうです」(同)

 東京乾電池といえば、柄本明やベンガル、綾田俊樹などが在籍している。かつては高田純次もいて、「笑っていいとも!」(フジテレビ)の前身「笑ってる場合ですよ!」でコントをやっていた。

「以前はコント集団のようなイメージが強かったのですが、今はシェークスピアも舞台にかける歴とした劇団です。なにせ座長は、名優となった柄本さんですからね。彼女も厳しく稽古をつけられたそうです」(同)

 江口といえば、誰に対しても物怖じしないキャラで知られている。笑福亭鶴瓶の「チマタの噺」(テレビ東京)に歴代最多(8回)も出演しているのも、飾らない性格が鶴瓶に気に入られているためのようだ。

「大阪のおばちゃんみたいに、あまりに明け透けな喋りのため、鶴瓶さんに『女らしくせぇ!』などと言われたりしていますからね。バラエティ番組でも、かつて泉ピン子さんに叱りつけられた話をネタにしたりしていますし、怖いものなしキャラも面白がられています。どんな大物にもビビることがない。結婚願望もないそうですから。もっとも、今も柄本さんだけには頭が上がらない、というよりも怖いそうです」(同)

「半沢」の江口も、思い切り高飛車な国交大臣である一方で、柄本演じる箕部幹事長には頭が上がらない役だ。これは偶然か。

「箕部幹事長に睨み付けられ、『もう逆らうんじゃないよ!』などと怒鳴られるシーンもありましたが、あそこで彼女が震え上がっているのは、演技ではないそうです。それほど師匠の柄本さんは怖いらしいです」(同)

 最近のインタビューでは、東京乾電池に入団した理由を、尊敬する柄本さんに憧れてと答えているとか。はたして最終回では、箕部幹事長と白井国交相はどうなるだろうか。

週刊新潮WEB取材班

2020年9月25日掲載

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