「菅義偉」は疑い深いが権力に固執しない人……人相科学者が総裁候補と枝野幸男を鑑定

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 9月14日の自民党総裁選で大方の予想通り、菅義偉官房長官が圧勝した。もっとも、「パーソノロジー」(人相科学)の第一人者、石丸賢一氏によると、菅政権は短命に終わる可能性があるという。総裁選に出馬した3人と、立憲民主党の枝野幸男代表のお顔を鑑定してもらうと……。

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 菅官房長官は、国会議員票288票、都道府県連票89票、計377票で石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長に圧勝した。16日に臨時国会が召集され、首相指名選挙を経て新内閣が発足する。早速、新しい日本の顔を観てもらおう。

「菅さんの眉は半円形です。小さな部品を寄せ集めて1個の大きなものを作り上げたような形です。こういう眉の人は、自分がトップに立つのではないけれど、全体をまとめあげる才能があります。つまり官房長官として適任かもしれませんが、総理の器ではありません」

 と分析するのは、石丸氏。

「自ら権力の座にいることに固執するタイプではありません。今回、総裁選に出馬したのは、今の日本の状況を考え、このタイミングでは、自分が総理になるのが一番いい、と判断したからです。これまで、官房長官としてキャリアを積んで才能を発揮してきましたが、長期政権にはならない可能性があります」

 通常、一度総理に就くと、なかなかその座を手放さないものだが。

「どんなに立派な政治をされようと、国家のため、自分がトップである必要がないと判断すると、さっさと身を引いてしまうでしょう。これが安倍首相とは違うところです。権力にしがみつかないという点で、菅さんは立派な人だとみています」

無条件に信用しない

 もっとも、すぐに人を信用しないところもあるという。

「菅さんの鼻は下がっています。これは疑い深い性格であることを現しています。恐らく幼い頃に、信頼できる人から裏切られた経験があるのかもしれません。まず疑ってみて、それから判断する人です。そのため政治の世界では変に騙されたりしないので、好都合かもしれません」

 この他、菅氏の顔では、耳の位置が重要なポイントだという。

「菅さんの耳は、前にあります。耳が前にある人は、今、この瞬間よりも、過去の実績を評価してもらいたい人です。一方、石破さんは後ろにあります。石破さんのように、耳が後ろにある人は、注目を浴びたい人です。講演や討論会では、石破さんの方が存在感があります。注目を集めるのが得意なのです」

 耳の位置が上か下かでも大きく違ってくる。

「菅さんの耳は上に位置しています。現実的です。まわりの力を使ってうまくまとめる才能があって、あまり理想論を語りません。石破さんの耳は低い位置にあります。これは理想を語り、理想に向かって行こうとする人です。」

 一般的に口角が上がっている人は楽観的で、下がっている人は悲観的な性格だという。

「石破さんは口角が下がっています。悲観的ですね。ご自身も総裁選では最初に勝負あったと思っていたかもしれません」

 岸田氏はどうか。

「岸田さんは安倍首相と同じ、細面です。細面の人は、気が小さい人が多く初めてのことに対して慎重になる傾向にあります。第一次安倍内閣の時、ストレスを感じ、病気になって退陣しました。今回はコロナ対策でかなりのストレスをため、病気が再発しました。一方、岸田さんは、政調会長として安倍首相を支え、じっくりと力をつけてきました。安倍首相の次は俺だと思っていたのでしょうが、慎重になりすぎて、いつの間にか菅さんにやられてしまったという感じでしょう」

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