米倉、剛力、岡田結実、堀田茜…なぜみんな「オスカー」から逃げ出すのか?

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「なぜ私が悪者扱いされるのか」

「原因は、私と現場の人間との感覚の乖離ですかね。宣伝部の仕事は、“社長が売り出すと決めたタレントの宣伝”と“既に売れている所属タレントの宣伝”があります」

「しかし、“自分の好みのタレントを推す”社員がいたんです。“それは、宣伝部の仕事として違うんじゃないの”とは言いました。そうした衝突はありましたが、パワハラはなかったと思います」

 その後、財務担当役員を兼ねるようになっても、苦労は続いた。

「そのタイミングで、大手の監査法人などで勤務経験のある会計士の方に顧問をお願いしたのですが、着任されてすぐ、“これは経理ではなく、事務レベルです”と言われてしまいました。その中で不透明な接待費が見つかったのです」

「芸能事務所は人間関係を通じて仕事を取ってくる部分が多いから、事前に申請を受ければ、キチンと経費を出しています」

「“接待費で落とせなくなった”と言う社員がいるのかもしれませんが、接待費を使わなくても、結果を出している社員の方もいるのです」

 社員の大量退社の元凶とされていることについては?

「私のパワハラが原因で40数名の社員が辞めたと報じられていますが、その中には一度も話したことがないような若い社員の方もいます」

「なぜ私が悪者扱いされるのか。納得がいかなければ、財務担当役員の私にキチンと説明を求めればよいと思うんです。なぜそれをしないのか」

「タレントや社員が辞めている理由に経費の問題があるのなら、それを説明していない管理職なり役員に責任があるのではないでしょうか」

「なぜ悪く言われるのか。社内で私のことを疎ましく思っている人間が吹聴しているのではないでしょうか」

週刊新潮WEB取材班

2020年9月5日掲載

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