みちょぱ、ゆきぽよ、滝沢カレン……フワちゃん人気で“ギャル系モデル”が窮地の理由

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同じタメ口でもセンスが違う

「そうとも言えます。ローラ(30)やにこるん(藤田ニコル[22])に始まるギャル系モデルも、タメ口でズバッと言いながら、それでも嫌われず可愛がられるタイプだったので、視聴者受けが良かった。彼女たちに続き、みちょぱやゆきぽよ、カレンが現れ、“天然”“おバカ”“ギャル的センス”“珍コメント”を武器にして、冠番組まで持つようになったのです。ただし、彼女たちのコメントにはそれほど変化がなく、パターン化していることが少なくありません」(同)

 一方、フワちゃんは、

「彼女はストレートなコメントやウケのコメントも絶妙に面白い。お笑い芸人並みにトークスキルが高いです。これがギャル系モデルにはない武器だと思います。さらに、フワちゃんは高い身体能力を活かして体も張れば、頭も使う。帰国子女で英会話もできるし、大学は中国哲学文学科の卒業ですから、中国語もいける。ハチャメチャかと思えば、しっかりした部分もあって、様々な企画にマッチする。バラエティ向きの才能とキャラを持っています。これまでにないタイプだからこそ、各局のテレビマンが競ってオファーするんです」(同)

 その結果として、

「面白い女性タレント、数字が取れる女性タレント=フワちゃんとなり、キャスティングでギャル系モデルの名前が挙がりにくくなるんです。すでに、天然キャラで売ってきた丸山桂里奈(37)や鈴木奈々(32)が戻ってくる椅子は残っていないでしょう。ギャル系モデルとは見栄えもキャラが違いますが、フワちゃんなら彼女たちの代役も務められる。逆に、ギャル系モデルにフワちゃんの代役は務まりません。圧倒的なキャラの前には、ギャル系モデルの面白さは霞んでしまい、存在価値が薄くなっています。そのため、彼女たちはフワちゃんに少しずつ仕事や椅子を奪われていくでしょう」(同)

 共存共栄でやってきたギャル系モデルには、フワちゃんは脅威の存在か。

「もちろん、コロナが収束に向かえば、グループトーク番組や雛壇番組も増えるでしょう。その時にどうなっているか。フワちゃんにまずオファーし、それがダメなら……という枠をギャル系モデル達でイスを取り合うことになるかもしれません」(同)

 弱肉強食の芸能界で、珍獣・フワちゃんが百獣の王に?

週刊新潮WEB取材班

2020年9月3日掲載

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