「菅首相誕生」ならNHKの受信料は必ず下がる 総務相時代のバトルを忘れていない

国内 政治 2020年09月03日

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 にわかに浮上した菅義偉官房長官の総裁選出馬。岸田文雄政調会長も石破茂元幹事長も、この事態を望んでいなかったことは言うまでもない。だが、それ以上に、もし菅氏が首相になったらどうしようと、心配で仕方がないのはNHKだという。

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 菅官房長官と言えば、“令和おじさん”としての柔和な表情と、史上最長の官房長官として安倍晋三首相に仕えた実直な男だと思っている人は少なくないはずだ。

 ところが、彼が第1次安倍内閣で総務大臣(郵政民営化担当大臣を兼務)として初入閣した時の辣腕ぶりは、今でも永田町で語り草になっているという。政治部記者は言う。

「菅さんは47歳で衆議院議員に初当選という遅咲きの政治家ですが、当選4回で初入閣しています。それが06年9月に発足した第1次安倍内閣でした。結局、第1安倍政権は1年で退陣してしまったのですが、菅さんが主導し、今も評価されている業績はたくさんあります」

格安スマホも功績

 具体的には、

●ふるさと納税の導入

●栄典制度の見直し(民間人や国内で活躍した外国人への授与を増やす)

●皇居・迎賓館の一般公開

●古民家活用の推進

●ジビエの利用拡大

「年功序列が基本の官僚人事に手を入れることもあった。菅さんは規制緩和と既得権益の改革に実力を発揮しました。携帯電話のSIMロックを解除させ、格安スマホが出てきたのも菅さんのおかげと言っていいでしょう。官房長官になってからも、スマホ料金は4割下げられるといった発言もありました」(同)

 庶民派といわれるだけのことはある。

「中でも激しかったのが、受信料引き下げを巡るNHKとの攻防です。現役の総務大臣として、NHKとあれほど正面切って喧嘩した政治家は珍しい」(同)

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