渋野日向子、全英敗退も帰国せず 次に日本で見られるのは11月?

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 昨年の全英女子オープンを制覇し、シンデレラガールとなった渋野日向子(21)。だが、今年の全英はあえなく予選落ち。

「去年の全英は、日本のコースと大差ない林間コースでしたが、今年は海岸沿いに作られたリンクス。独特の風が吹き、そう簡単には勝てません」

 とゴルフ記者が語る。

 次はいつ“シブコ”を拝めるのだろうか。

 9月10日から行われる日本女子プロか。渋野の地元、岡山は瀬戸内海CCでの開催である。

「無観客とはいえ、渋野が地元でプレーすれば盛り上がる。JLPGAは特例を作って渋野に来てもらおうとしたのですが……」

 現在、日本への入国者は自宅等で14日間の待機を求められる。全英からすぐに帰国すれば、待機明けに日本女子プロ初日を迎えるのだが、JLPGAのコロナ対策ガイドラインで課された試合前のPCR検査には間に合わず、実質的には出場は許されなかった。

 ただ、政府は英国など特定国からの入国者には、待機に加えてPCR検査を義務付けている。そのため、JLPGAは“全英女子からの帰国者は試合前PCRを免除”との特例を作り、全英組を救済したのである。

 ところが、渋野はその特例を袖にした。イギリスからアメリカに渡り、出場資格のある「ANAインスピレーションカップ」「全米女子プロ」のメジャー2戦に臨むというのだ。

「地元での日本女子プロも魅力的ですが、彼女の目標は“海外メジャー全制覇”だから仕方ない。日本でプレーが見られるのは、11月に日本で行われる米ツアー、TOTOジャパンクラシックになりそう」

 しばしお預け。

週刊新潮 2020年9月3日号掲載

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