安倍首相退陣…「麻生さんはやりたかったはず」「菅さんは最後に手をあげる」

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反・世代交代で麻生・二階の両氏は一致

 9月中旬に行われる自民党総裁選は、国会議員票394と47都道府県連の代表者が投じる地方票141を合わせた計535票の過半数を争うことになりそうだ。

「総裁選が任期満了で行われるなら、国会議員票394と同数の党員票の計788票を取り合うことになったわけです。地方の人気は高いが永田町では低評価の石破さんは、自派閥のメンバーが19人しかおらず、推薦人に必要な20人に届かない」

「国会議員以外の票の割合ができるだけ高くなることを狙っていたわけですが、それは難しい状況です。地方票141をほとんどかっさらって国会議員の危機感を煽ったり、選挙の顔として期待されたりでもしない限り勝てる見込みはない」

 では、岸田総裁で確定的かと言うと、さにあらず。

 党内第1派閥の細田派は安倍首相の意向もあり、岸田氏を支持するにしても、第2派閥の麻生派、それに続く竹下派、二階派は「岸田支持」でまとまっているわけでは全くない。

 現職閣僚はこう明かす。

「岸田さんに対して麻生さんはネガティブな評価をしてきました。63歳の岸田さんがなれば79歳の麻生さんにとっては世代交代が進む。それは81歳の二階さん(俊博幹事長)も同じ」

「世代交代し過ぎるのは避けたいし、コロナという国難で政策の継続性が必要じゃないかという理由から、2人にとって“ちょうど良い”のが菅さんなんです」

「菅さんは絶対に自分から名乗りをあげるってことはしないし、出るとしたら最後に手をあげる」

「麻生さんや二階さんの2人が『岸田総裁』にゴネて、さらに地方票がかなり石破さんに流れそうだという情勢にでもなったら、“ここは国会議員で一致団結できる人を”という展開もないわけではない」

 別の永田町関係者も、

「その時は、麻生さんと二階さんから安倍さんに話を持っていって、安倍さんから“ここは菅さん、お願いします”と伝えることになるでしょう」

 79歳と81歳が総裁選のキーマンであるようだ。

週刊新潮WEB取材班

2020年8月29日掲載

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