秋元司容疑者再逮捕されても議員辞職せず “無駄な給料”がいくら払われ続けるのか

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辞めない国会議員

 この歳費というのが、なかなか議論を呼びそうな金額なのだ。しかし、それを説明する前に、これまで逮捕された国会議員は、出処進退をどうしたか見てみよう。

 表にまとめてみたのだが、まずは逮捕されても国会議員を辞めなかった面々からご覧いただこう。

 やはりと言うべきか、大物議員ばかりだ。つまり選挙に強いということだろう。田中角栄(1918~1993)はレベルが別格だとしても、鈴木宗男(72)や中村喜四郎(71)が支援者をがっちりと固めているのは周知の事実と言っていい。

 では次の表は、逮捕をきっかけに引退に追い込まれた国会議員を見てみよう。

 こちらの場合、選挙に強いとか弱いはさておき、友部達夫(1928~2012)と山口敏夫(79)が詐欺容疑で逮捕されたことが注目に値する。

 良くも悪くも“収賄”なら政治活動の一環と支援者が強弁することができるかもしれない。だが詐欺となると単純に私腹を肥やした印象が強い。有権者の理解を得るのは難しいだろう。

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