安倍首相、慶応病院で7時間半の真実…吐瀉物に鮮血、ステロイド効かず新治療

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「がんの検査も受けました」

 今回はある報道が与えた影響も無視できない。8月4日発売の写真誌「FLASH」。そこには「首相が7月6日に執務室で吐血した」との記事があった。

 菅官房長官は定例会見で即座に否定したものの、永田町では“事実”と受け止める見方が多かった。

 さる官邸関係者が言う。

「7月6日、安倍さんは確かに吐血はしていません。が、朝から体調が悪く、小池百合子都知事とコロナ対策について意見交換した後、執務室で“クラクラする”と呟き、食べたものを吐いてしまった。その吐瀉物の中に鮮血が混じっていたんです。だから官邸は大騒ぎになったんです」

 やはり、首相の身体には異変が生じていたのである。

 自民党のある閣僚関係者も、次のように囁く。

「安倍さんは今回、がんの検査も受けました」

 首相の持病である潰瘍性大腸炎はその特性上、最終的にはがん化する可能性も低くない。6月に続いて再度、身体の詳細なチェックを受け、がんの有無まで調べる必要があったのだろう。

 首相の盟友、甘利明税調会長は17日、BSフジの番組に出演し、

「(首相には)ちょっと休んでもらいたい。数日でもいいから強制的に休ませなければならない」

 と語っているが、それは決してうわべの物言いではなかったのだ。

 別の官邸関係者が、入院直前の“ある重大な会談”について打ち明ける。

「それは、安倍さんと麻生さん(太郎財務相)の会談です。入院の前々日15日、首相は渋谷区の私邸で麻生さんと1時間語らいました。そこで首相は“自分の身に何かあったとき、後は麻生さんにお任せしたい”と伝えたと言われています」

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