阿寒湖の観光祭の裏でひっそりと行われてきたアイヌの重要な神事「カムイノミ」 部外者立入禁止の儀式とは

国内 社会

  • ブックマーク

カムイへの祈りの儀式「カムイノミ」

 毎年秋に阿寒湖で行われるアイヌの祭事・まりも祭りは、札幌の雪まつりと並んで、北海道を代表する行事として知られている。1950年にはじまり、アイヌの人々が伝統衣装に身を包み街を練り歩き、古式舞踊の披露も行われる。また地元の学生ブラスバンドのステージやまりもの観察会、伝統文化に関するセミナーなども開催され、全国から大勢の観光客が集まってくる。しかし観光客が見ているのは、表側に過ぎないのだそうだ。表立った行事進行とは別に、カムイたちに祈りを捧げる儀式「カムイノミ」が、人目に触れないチセ(アイヌの伝統的な住居)の中で行われている。...

記事全文を読む

Advertisement

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。