「旅・散歩番組」の明暗 フェイスシールドの「じゅん散歩」、未だ再開できない番組

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 緊急事態宣言が解除され、ドラマやバラエティは順調に撮影を再開させている。だが、未だに再放送や総集編を放送している番組があるという。それが“旅・散歩”番組だ。

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 民放プロデューサーも頭を抱えている。

「スタジオバラエティは、出演者同士の距離を空けることはもちろん、リモートやクリアパネルを使って飛沫感染旅を防ぐなどして生放送や収録を行っています。しかし、ロケが中心となる旅番組や散歩番組は、まだ難しい。もちろん全てが再開できていないわけではありません。高田純次さん(73)の『じゅん散歩』(テレビ朝日)は6月半ばからロケを再開していますからね。ただし、高田さん自らフェイスシールドを着用してのロケで、最初に見た時は驚きました。そこまでして散歩するのか!と」

「じゅん散歩」は4月上旬から5月末までロケを休止し、その間は過去の放送を再編集して流していた。復活したのは6月15日だった。メガネに取り付けるタイプのフェイスシールドを着用しての散歩は、普段、街中で着用した人を見ることが無いだけに、インパクトがあった。SNSでも話題になった。

意外に好評「フェイスシールド」

〈じゅん散歩で、高田純次がフェイスシールドしてたよ~。〉

〈高田純次がフェイスシールドしながら散歩してるの、すごいシュール…。〉

〈フェイスシールドつけても高田純次はカッコいい。 カッコいいけどアヤシさがさらに増してる。〉

 意外にも評価は良いようだ。ならば、他の旅・散歩番組もフェイスシールド着用でロケをすれば良いのではないか。

「それも難しいんです。『じゅん散歩』もロケ再開当初は撮影が進まなかったのか、週の後半は再編集版になったりしていました。再開からひと月が経った今では、高田さんはじめスタッフも慣れてきたのだと思いますが、お店に入る時や、一般の方と話をする時など、かなり気を遣っていると思いますよ。それに、フェイスシールドは人によっては嫌がる人もいるでしょうし……」(前出・民放プロデューサー)

 付けたくないと拒否する人も出るかもしれないということか。

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