初のテレビ生出演に後悔!? 大人気の絵本作家、ヨシタケシンスケがアイディアの源を語る

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 絵本作家でイラストレーターのヨシタケシンスケさんが、31日放送のNHK「あさイチ」プレミアムトークに出演。生放送のスタジオでは、ヨシタケさんの最新エッセイ集『欲が出ました』の話題を中心にトークが展開した。

 実は、ヨシタケさんにとって、テレビの生出演は初体験。冒頭でMCの博多華丸・大吉さんから現在の心境を聞かれたヨシタケさんは、いきなり「早くおうちに帰りたい」と本音をポロリ。自分自身を描いた、「(出演依頼が来た)2ヶ月前、私はなぜNOと言えなかったのか」というコメント付きのイラストも掲げて、周囲の笑いを誘った。

 番組では、面白グッズあふれるヨシタケさんの仕事場の様子や担当編集者の証言が紹介されたが、博多華丸・大吉さんと近江アナが俄然興味津々だったのは、リング式のスケジュール帳に描き込まれている「小さなスケッチ」。これは、実際にヨシタケさんが目にしたエピソードや思いついたことをメモ代わりに記したスケッチで、絵本などの著作のアイディアは、ほとんどここから生まれるのだという。

 刊行されたばかりの『欲が出ました』は、まさに「小さなスケッチ」が多数収録されたエッセイ集。放送中、「サァ! 今日も元気に顔色をうかがっていこっ!」のかけ声で朝に気合いを入れる男性のスケッチがフリップで紹介されると、大吉さんは「思ってはいても、口には出せなかったこと」と納得の様子。他にも、その下を通っただけでくしゃくしゃの寝癖がさらさらになる天井の巨大なブラシなど、遊び心あふれたスケッチにMC陣からは驚きの声が何度も上がった。

 ちなみに、ヨシタケさんの「小さなスケッチ」はある程度溜まるとファイリングされて、そのファイルはすでに80冊。仕事場にあるアタッシュケースに保管していて、何かあったときは、それをもって逃げ出すつもりだとか。

 番組終了までに、視聴者からは「欲を出して失敗したエピソード」などのテーマで1200通もコメントが寄せられ、世界的な絵本作家であるヨシタケシンスケさんへの注目度の高さをうかがわせた。

デイリー新潮編集部

2020年8月1日掲載

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