「新型コロナとインフル」同時流行…官邸が恐れる最大リスク、その対策は?

国内 社会 2020年7月30日掲載

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同時罹患・同時流行の可能性アリ

 新型コロナウイルスへの感染者が激増する中で、官邸が最も恐れるシナリオが「新型コロナとインフルエンザ」が同時流行することだという。秋以降じわじわと増え続け年間1000万人が感染するインフルに加えて、ワクチンの存在しない新型コロナの流行が追い打ちをかける……。かなりの確率で想定できる同時流行・同時感染について、対策はあるのか?

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「安倍さん(晋三首相)以下、主として担当する北村さん(滋・NSC局長)や和泉さん(洋人・補佐官)ら官邸スタッフはみな、頭を抱えています。秋以降の新型コロナとインフルエンザが“バッティング”することがほぼ確実な中、具体的な対応策は見えず。“政府お抱え”の感染症対策分科会の尾身さん(茂・会長)からも明確な回答はあがってこないようで……」

 と、官邸関係者。

「もちろん煽ったりするのはよくないですが、リスクを認識し、それにどうアプローチするのかを考えるのは“基本のキ”じゃないですか。正直、GoToトラベルなんかは現実の深刻さから目をそらし、お茶を濁そうとしているように映ります」

 まず、新型コロナとインフルの同時感染についてだが、厚労省関係者に聞くと、

「もちろん可能性はありますし、官邸も把握していますよ。中国・武漢大学人民病院の調査結果でも、そして日本でも両方に同時罹患した例がありました」

 その場合、どれくらい重症になるのかなどはわかっていないが、軽症になるというのは考えにくい。厄介なのは、2つの初期症状にはかなり共通点があるということだ。

「症状が出て病院へ行って、そこでどんな対応になるのか、ですよね。インフルの検査キットは軽便なので、とりあえずそちらをやってみるというやり方はあるのかもしれませんが、その結果だけで、新型コロナに感染しているか否かは判断がつかない。医療現場にとって相当悩ましい事態です」

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