東芝を襲う試練 大物弁護士が「ハゲタカファンド」側に肩入れか

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 今年はコロナ禍で株主総会を延期した上場企業が続出したが、大手電機メーカーの東芝も例外ではない。同社の場合は、例年よりほぼ1カ月遅れの7月31日の開催である。5年前の不正会計事件から始まって不祥事続きだった同社だが、3月期の営業利益は約1300億円。経営陣も少しは胸をなでおろしているのかと思ったら、思わぬ強敵が出現しているのだという。

 東芝の関係者が言う。

「その人物は、大物弁護士として知られる國廣正氏です。破綻した山一證券や長銀の調査を担当するなど企業の不祥事問題に詳しい。...

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