「桜を見る会」出席のキャバクラ経営者が逮捕! 牛殺し、詐欺、傷害で逮捕歴

国内 社会 週刊新潮 2020年7月9日号掲載

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 数々の疑惑が囁かれる「桜を見る会」で、またもや招待客に関するキナ臭い話が聞こえてきた。先ごろ警察のご厄介になった荒くれ者は、昨年の招待客の一人で、「牛殺し」の過去まであるというのだ。

 昨年秋の国会で野党が追及を始めて以降、猫も杓子も口にしてきた「桜を見る会」。コロナ禍で鳴りを潜めたとはいえ、政権与党にとっては完全な火消しができていない問題である。

 燻っているのは、招かれた総理の支援者の数が、年を重ねる毎に膨張していたとの指摘である。招待理由も不明確で、会自体が税金で賄われる以上は、総理による“私物化”ではないかと訝しむ声が噴出したのだ。

 ちなみに、招待者の基準は〈各界で功績があった人や功労者など〉とある。それに照らせば、6月23日に沖縄県警が逮捕したこの男も、昨年の会場で総理と同じ桜を見上げたというから、招待した側の見識が疑われても仕方ないだろう。

「逮捕されたのは、住所不定で50歳の経営コンサルタントを名乗る男です」

 と解説するのは、さる捜査関係者だ。

「昨年9月から10月にかけて、逮捕された男が実質的に経営する沖縄・石垣市内の飲食店で、退職を申し出た男性に『そんなん話がちゃうやろ』と脅迫し、強制的に働かせた労働基準法違反の疑いです。容疑者は、昨年、国会で野党が取り上げた怪文書にも“『桜を見る会』に参加する反社男”として、写真付きで登場。県警も暴力団や薬物犯罪を扱う組織犯罪対策課が捜査を担当しています」

牛殺しで逮捕

 何やら曰くつきの人物のようだが、八重山諸島の中心地・石垣島の歓楽街では、ちょっとした有名人だったという。

 石垣市内のさる飲食店の従業員によれば、

「最近捕まった男でしょ。色黒で厳(いか)つい顔つきをしてさ、派手目な短パンを穿いていることが多かった。羽振りのよさそうな、ブランド物で身を固めた男性や、派手な女性を数人連れ歩いていることもありました」

 別の飲食店で働く地元住民はこうも言う。

「この島に来たのは5、6年前くらいかな。もともとは大阪にいた人で、半グレ集団のトップだって話は聞いたことあるよ。この界隈には何店舗かクラブとかキャバクラを持っていて、下っ端の半グレが店の角に立っていたね」

 さらには、逮捕されたのは今回が初めてではないと、先の関係者は明かすのだ。

「2015年には、と畜場法違反容疑で大阪府警と沖縄県警に逮捕されています。自分の家族に“牛が殺されるところを見たい”とせがまれた男は、石垣島で牛1頭をハンマーや刃物を使って殺し、解体してしまった。食肉処理場以外での殺処分は違法なんですがね……」

 牛殺しで逮捕など聞いたことがないが、遡れば彼が働いた悪事はまだあるという。

「10年には住宅ローン名目で金融機関から約4600万円を詐取した容疑で、14年にはビールジョッキで知人を殴ったとして傷害容疑で逮捕されている。桜を見る会に出席して世間で騒がれた後も、今回のように犯罪に手を染めていた疑いがあるわけです。あくまで今回は別件逮捕で、さらに大きな事件に関わっているのではと見る向きもあります」

 なるほど、反社の世界では武勲多き功労者というわけだ。

ワイド特集「お天道様はお見通し」より