未だ新型コロナ感染者ゼロの岩手県 達増知事の「県民性が影響した」発言を検証

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 アメリカのウォール・ストリート・ジャーナルは、未だ新型コロナ感染者ゼロを維持している岩手県について「幸運としか言いようがない」と報じた。国内外で岩手県のコロナ対策に注目が集まる中、達増拓也知事は、医学ニュースサイトのインタビューで「実直で粘り強い県民性も影響している」と分析した。

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 詩人で彫刻家の高村光太郎は、『岩手の人』という詩を書いている。その一節には、「岩手の人沈深牛の如し」とある。牛のように寡黙で真面目、落ち着いていて思慮深いという意味だ。...

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