赤木野々花、池田伸子、副島萌生……NHK女子アナ“隠れた実力派”3人の魅力

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和久田か副島か

 池田アナは民放ではなく公共放送のアナウンサーなので、タレント性という点では物足りないが、安定感が抜群で安心して見ることができる人でもある。“落ち着いた雰囲気”と評したが、逆にそのことが“年齢不詳疑惑”を呼んでいるほどだ。

 ただ、である。その“古式ゆかしい和風美人然”としている見た目とは裏腹に意外とアクティブで、高校時代は陸上部で短距離の選手として活躍している。

 熊本放送局時代の12年2月には「政令指定都市移行記念 第1回熊本城マラソン2012」に出場、さらに名古屋放送局時代の16年3月には「名古屋ウィメンズマラソン」にも出場し、ともにフルマラソン完走を果たしたほとだ。

 実は筆者はまだ彼女が名古屋放送局にいるころ、普段では東海・北陸地方でしか見ることの出来ない「Uta-Tube」を見たことがある(確か「紅白歌合戦」のPR番組として放送され、出場するSKE48の特集回だった)。

 そこで初めて池田アナを知ったのだが、その時は、とにかく明るくてテンションが高い人という印象だった。

 あとで知ったのだが、番組公式ツイッターでこう呟こうとしたこともあったという(システム上のトラブル発生で、結局、呟けなかった内容である)。

「森山直太朗さんと真心ブラザーズのみなさんの生ライブが見られます。待ってるぜ!」

 日本舞踊を特技とする池田アナから、まさかのロケンロールなひとことであった。見た目の落ち着いた印象とのギャップも彼女の魅力の一つだろう。

 最後にご紹介するのは、現在「サタデースポーツ」(土曜・21:50)と「サンデースポーツ2020」(日曜・21:50)を担当している副島萌生アナだ。

 彼女は91年12月28日生まれで、現在28歳である。生まれは青森県で、慶応義塾大学を卒業後の15年4月に入局、初任地は大分放送局だった。

 そこで早くもスポーツ番組と関わることとなる。16年の第98回全国高等学校野球選手権大会の大分県大会の準決勝“大分対臼杵”戦のラジオ実況を担当したのだ。

 続く本大会でも連日のように暑いスタンドから丁寧なアルプスリポートを送ってくれている。

 また、16年の11月下旬から12月上旬まで、代理出演ながら「NHKニュースおはよう日本」のスポーツコーナーを任されてもいるのである。

 その後、17年4月に名古屋放送局へと異動することに。東海3県で放送される「NHKニュースおはよう東海」のキャスターや、先の池田伸子アナから引き継いだ「超絶 凄ワザ!」などを担当していた。そしてわずか1年の名古屋勤務で東京アナウンス室への配属となったのだ。

 この入局4年目での東京アナウンス室勤務は、現在「ニュースウオッチ9」のメインキャスターを務める和久田麻由子アナと同じ、異例の人事と言われる。

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