小池都知事に籠絡された男たち「二階幹事長」「創価学会幹部」を操り再選確実

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 細川護煕、小沢一郎、小泉純一郎……。これまで“権力と寝る女”と揶揄されてきた小池百合子都知事(67)の本領発揮である。今回、再選を確実にするため、手練手管を弄した相手は、与党幹事長と宗教団体幹部だった。

 7月5日に投開票が行われる東京都知事選に向け、今や敵ナシ。新型コロナウイルス対策では連日のようにメディアに露出し、ある時は官邸に乗り込んで立ち回る。久々に浴びるスポットライトに高揚する気持ちを抑えられない様がひしひしと伝わってくる。

 懸念といえば、ノンフィクション作家の石井妙子氏が著した『女帝 小池百合子』(文藝春秋)で指摘されたカイロ大学卒の学歴詐称問題だろう。しかし、それでも再選が堅いとされるのは、小池氏が自民党と公明党という与党のキーマンを押さえているからだ。

 一人は自民党の二階俊博幹事長である。

 政治部記者によれば、

「小池さんはかねて、二階幹事長との関係を深め、次期都知事選に自民系候補者を擁立させないよう画策してきました」

 二人の関係は1990年代の新進党時代からとされるが、自民党関係者はある出来事が印象的だった、と語る。

「2002年のことです。彼女は二階さんに中国の案件でお世話になっています。そのことをとても恩義に感じているんです」

 その中国の案件とは、小池氏の親戚を名乗り、後に秘書となる水田昌宏氏のこと。小池氏の看板を持つ彼が、“特権的”に銀行から融資を受けていたのでは、と本誌(「週刊新潮」)は過去に指摘。水田氏は02年、NGOの通訳として訪れた中国で公安に拘束されている。その際、小池氏は水田氏の写真をもって、二階氏に相談。それが功を奏したかは不明ながら、結果的に水田氏は釈放されているのだ。

「小池さんは同じ年に自民党に入党すると、二階さん、小泉純一郎さんとよく会食の席を設けるようになっていきました」(同)

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