安倍首相、夜の会食解禁1発目は「19日・ミクニ」で麻生、菅、甘利各氏と

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 先日、安倍晋三首相の連続執務日数が140日に達したことが報じられた。もっとも、《#吉村寝ろ》とか、一時の《#枝野寝ろ》などといったように、《#安倍寝ろ》がトレンド・ワードにならないところが、時の政権への不信感を反映しているのだろうか。国会が予定通り閉じた後、6月19日に安倍首相は夜の会食を解禁するという。

3カ月の会食自粛の後に

「解禁日は6月19日の金曜日。場所はオテル・ドゥ・ミクニで、安倍さんは麻生さん(太郎・財務相)、菅さん(義偉・官房長官)、そして甘利さん(明・自民党税調会長)を誘っているということです」

 と、永田町関係者。

「オテル・ドゥ・ミクニ」はフレンチの巨匠・三國清三氏がシェフを務める新宿・四谷の邸宅レストラン。三國氏は、日本人の料理人にとして初めて、フランスからレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受けている。ミクニは「首相動静」にその名がしばしば登場する、安倍首相のお気に入りレストランでもある。

 振り返れば、2月28日のこと。国会では、安倍首相の会食回数が俎上にあがっていた。

 その件を取り上げた立憲民主党(=当時)の高井崇志氏は、2月12日からの平日夜11日間のうち9日に亘って安倍首相は会食をしているとしたうえで、「民間企業は飲み会を自粛している。首相の危機感のなさが国民を不安にしている」と指摘し、批判した際に、首相は、「大人数の会食ではない。首相としていろいろな話をうかがう大切な機会だ」と主張し、必要な会食は行い、自粛はしない旨を述べていた。

 その後、緊急事態宣言が出され、さすがの首相も自粛の日々となった。しかし、批判の急先鋒だったはずの当の高井代議士が、宣言発令中の4月9日、セクシーキャバクラに出向いていたことが明らかになるなど、皮肉な展開となったのだった。

 2月28日、公邸で作家の百田尚樹氏らと食事をした後は、3月18日に飯田橋のホテルグランドパレスの日本料理店で岸田文雄政調会長と会食。それ以降は、公には誰かと会食した形跡はない。

 この間、緊急事態宣言に続いて東京アラートも解除され、さまざまなものが正常化に向けて進む中で、首相も会食解禁へと舵を切ったようだ。実に3カ月ぶりとなるフレンチ会合について、

「同じ店、同じメンバーでの会食は、2017年の7月3日にさかのぼります。このメンバーは名字のイニシャルから『3A+S』と言われていて、2012年12月に発足した第2次安倍内閣発足以来、政権を支えてきた中枢メンバーなんです。で、前回の17年7月の会というのは、違法献金問題で追及を受け、経済再生相を前年の1月に辞任していた甘利さんを改めて励まそうという主旨のものでした。この年は会合から2カ月以上が経過した9月末に解散がありましたから、今回の会合も憶測を呼ぶかもしれませんね」

 別の関係者によると、

「政権の中枢と言われても、ある程度の時間が経てばたいていは政権を去るものなんですが、安倍政権は3人のうち2人が残っている。しかも7年半という憲政史上初の長期政権においてですから、異例のことでしょう。甘利さんは12年9月の自民党総裁選で、安倍さんの選対本部長を務めました。その意味で安倍政権の生みの親でもあるわけで、安倍さんも全幅の信頼を置いている。甘利さんのみそぎは済んだということで、9月に予定される内閣改造で、再び入閣させたいという意向があるようです」

週刊新潮WEB取材班

2020年6月16日掲載

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