小池都知事が隠したい“金銭スキャンダル”  闇金業者から「違法献金」も

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 7月5日投開票の都知事選は“再選確実”と目される小池百合子都知事。これまでクリーンなイメージを売りにしてきたが、過去には闇金業者から違法献金を受け取るなどの醜聞が明るみに出ている。

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 小池氏は知事就任後、カネにまつわる二つのスキャンダルを週刊新潮に報じられてきた。

 一つ目は、小池氏の金庫番を務めていた元秘書・水田昌宏氏にまつわる話だ。水田氏は16年8月に千代田区にある所有物件などを担保に、みずほ銀行から3億3000万円の融資を受けたのだが、この物件の資産価値は実際には2000万円ほどしかなかった。融資を受けたのが小池氏の知事当選の翌日であり、みずほ銀行は東京都の指定金融機関であることを考えると、実にきな臭い話なのだ。

 事情通はこう分析する。

「この融資には当初、小池氏と水田氏が共同所有していた練馬区の物件も共同担保となっていましたが、融資同日付で解除されるという不可解な経緯がある。小池氏の承諾なしには行えない取引であることは間違いない」

 不可解な融資の背景には、小池氏の“威光”もあったのか。記事掲載後、水田氏は小社を提訴したが、全面敗訴し、控訴すらしなかった。

 二つ目の疑惑は、“闇金業者”からの不正献金である。もともと石破茂元幹事長の後援者だったこの業者から、2012年の自民党総裁選では石破氏を支援するよう、小池氏は要請された。その見返りか、業者は12年と13年に小池氏主催の政治資金パーティーのチケットを200万円ずつ購入。しかし小池氏は自らの政治団体の収支報告書に一切記載しなかったのである。

「報告書の不記載と、パーティー券購入の上限オーバーで、政治資金規正法に抵触します」(弁護士)

 しかも、この業者は暴力団との交際も噂されるいわくつきの人物だが、小池氏はこの件について一切口をつぐんだままなのである。

 知事選でスポットライトが当たる「小池百合子」都知事。6月11日発売の週刊新潮で、その遍歴をふまえ、彼女の本性を検証する。

週刊新潮 2020年6月18日号掲載

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