Jリーグ、無観客での創意工夫 アプリで“声援”やマスク広告も

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 無観客で開催中の韓国サッカーリーグで珍事件が起きた。

「賑やかしに観客席にマネキンを置いたのですが、その一部が“ラブドール”だったんです」

 とサッカーライターが苦笑する。

「なんでも客席の演出を任された業者が、ラブドールメーカーから袖の下をもらっていたらしい。ちゃっかりメーカー名やURLアドレスも宣伝していました」

 他国に先駆けた再開が注目され、世界各国で放映されていたというから、とんだ赤っ恥である。

 さて、わが国も緊急事態宣言が解除され、Jリーグの再開が秒読みとなった。やはり当面は無観客で開催されることになるが、目下、さまざまなアイデアが考えられている。

 たとえば、中継を見ているサポーターがアプリで“声援”を送るシステム。

「いいプレーがあったときや、ゴールを決めたときに“歓声”や“拍手”“ブーイング”などを押す。それを即座に集計し、その数に応じて、スタジアムに設置されたスピーカーで音を出すというものです」

 とスポーツ紙サッカー担当記者。この発展形というべき、クレジット決済による“投げ銭”システムも導入が検討されているとか。

 今や必需品となった“マスク”だって、クラブの収入源として捨て置けない。

「ユニホームのように、チームで統一されたデザインのマスクを製作して販売するのはもちろん、控えの選手が着用するマスクに広告を貼り付ける、なんていう案も出ています」(同)

 再開後は、そんな“新しい応援様式”にも注目である。もっとも、韓国のような失態は勘弁願いたいが。

週刊新潮 2020年6月4日号掲載

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